丹沢通信No.085  2005. 5. 9. △top page
孫仏祭り、コイワザクラ △tanzawa report
塔ノ岳で尊仏祭りの安全祈願

 昨年は5/1にコイワザクラを見ました。(丹沢通信70号) 今年はなかなか出かけられなくて連休の最後、 5/8(日)にやっと行きました。花期に遅れたかなと懸念していたのですが丁度よい時期でした。
 当日の天候は晴れ、渋沢始発のバスは満員です。大勢のハイカーが新緑の山に誘われたのでしょう。
大倉尾根(富士見平)からの富士

 前日の雨でやや湿った登山道に入ります。山麓は既に濃淡はありますが緑一色です。ウグイスの声も いっとき聞こえました。
 堀山の手前の平らな尾根道から富士が見えます。雪がかなり融けていて黒い山肌と残雪が厳しい山容 を描いていました。道脇で写真を撮っていたら傍の松に「富士見平」と 書かれた板が取り付けられているのに気づきました。何方かの命名でしょうが適切な場所です。
 花立の手前で南アルプスの白い山頂が鮮やかに見えました。それが花立尾根、塔ノ岳山頂では薄いガスが 流れ期待していた視界は全く利きません。山頂をそのまま通過し、コイワザクラを探しに行きます。
コイワザクラ
(サクラソウ科サクラソウ属)

 コイワザクラを見つけました。斜面の端に一株見つけ、そこまで辿り着くと一面に咲いています。 群生して咲いているのもあれば、その周囲には点々と1−2株ずつ咲いています。
 コイワザクラは小さな花ですが、よく見ると根元には更に小さな小さな葉をつけています。

 塔ノ岳山頂に戻ると丁度孫仏祭りの祈願が始まるところでした。往時の祭日は毎年5月15日で、 たいへん賑わったそうですが、信仰の対象だった尊仏岩の落下崩壊、戦後の空白期間を経て山北町の 東光院が復活させ、秦野山岳協会と共催するようになって今年で14回目です。最近は日曜日に行います。
 霧が緩やかに流れていましたが、霧に囲まれて行う仏事は荘重な雰囲気です。周囲に6−70人程 参列、みやま山荘のご主人石井さんの顔も見えました。
 麓から大倉尾根を登る時は桜の花びらが沢山散っておりましたが山頂付近では丁度マメザクラは 花盛りです。林の手前に咲く姿はやや淋しげですが、尾根道から見る枯れ木の中のサクラは霧のなかで 派手でした。
 スミレは麓から上まで咲いていましたが、山頂近くでエイザンスミレを見かけました。葉はまだ小さい のですが、花は一人前の大きさです。他に人に教えられて、アズマイチゲを枯れた薮の中で見つけました。
塔ノ岳近くで、アズマイチゲ(左)、右はよく見かけるツルシロカネソウ
ミツバツツジ→  

 下山路で花立の下、道から少し外れて1本の見事なミツバツツジを見つけました。

 一本松から下った坂道で、道に落ちてる「オトシブミ」を見つけました。長さ25mmほどです。 踏まれないように拾って土手の上に置きました。他に落ちていないかその近くを散々探したのですが1ケだけ 見つけました。大きさも違います ので別種なのでしょう。オトシブミは甲虫の一種で、葉を器用に折り巻いて中に卵を産みつけます。 巻かれた葉が卵を守り、幼虫の餌になります。オトシブミは種類が多く、種によって木の選択、葉の巻き方 が違うそうです。

 最後にお知らせです。
 毎年恒例の夏山相談室が上野松坂屋で開かれます。
 5月25日(水)〜5月31日(火) 本館6階大催事場
 第48回 夏山相談所 *最終日は午後6時終了
 同時開催 登山&ハイキング用品特集
 尊仏山荘の花立さんも相談員として毎年詰めています。


 尊仏山荘、丹沢山のみやま山荘のHPをリンクしました。
    http://www2s.biglobe.ne.jp/~tsuka/link/link.html
(終わり)

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