丹沢通信No.081  2005. 3.21. △top page
春の訪れ、咲き始めたダンコウバイ △tanzawa report
ダンコウバイ 大倉尾根

 2月初に雪の表尾根を歩きました(前号)。その後も雪が時々降り出かけ難くなっていました。でも、そろそろ ダンコウバイの咲くころかなと思って3月20日(日)に出かけました。
 小田急の車内ではハイカーが少なかったのですが渋沢駅発7:18の2番バスはほぼ満席でした。前日の天気予報 とは違って曇りで肌寒い気候です。
 コースは定番の西山林道から鍋割山−金冷シ−大倉尾根です。大倉から1:40分(私の足で)程のところに二つ割り の丸太で囲った防火用水槽があります。この傍に林道の山側に小さな水溜まりがありますが、ここには 毎年沢山のオタマジャクシが泳いでいます。今年は未だかなと思って覗いたらオタマジャクシの卵が一杯でした。 卵の中の黒丸が伸びていましたので孵るのも間近でしょう。寒くても春は来ているなと感じました。
オタマジャクシの卵、丸く見えるのが卵の塊で径10cmほど、卵塊の表面に藻など がついている
 オタマジャクシの卵は見られましたが、西山林道では木々はまだ冬の装いです。何とか花の気配でもと思って 見ていましたら葉をつけた低い木の枝もとに地味な花を見つけました。
オニシバリ(?)の花
 普段だったら見過ごすような花ですが、何もない時期なので写真に撮りました。帰ってから調べるとオニシバリ のようです(萼の色が?)。

 林道を歩いている人も少なく、追い越す車のなかったのですが二俣で結構多くの車が停まっていました。
 ミズヒ沢を越えしばらく行くと手入れのよい杉林に入ります。上を見上げると太い木の梢のほうに杉の花が見られ ました。家内は花粉症なのでおっかなびっくりで通り過ぎます。
 後沢乗越で小休止、風の通り道で寒くすぐに出立します。尾根道を登りますが左右の木々は枯れ枝だけ、 時折常緑樹の中にアセビが見られますが蕾はまだ硬いです。春の雪で心配していたのですが蕾のつき具合も 悪くはなさそうです。これならシロヤシオも期待できそうです。
花立尾根から見た富士山 笠雲の卵?
鍋割山では雲が多かった
 鍋割山の尾根で見られる富士は雲の中でした。山頂近くなってやっと富士が部分的に見られます。 山頂では雲が少しづつ退く富士を見ながら昼食休憩です。でも風が冷たく震えました。
 早々に出発、山頂からの下りは残雪の道です。金冷シまでは所々に残雪で下りには気を使います。この尾根道 から山肌を見ますと、北斜面には雪がかなり残り、南斜面には殆どありません。冬から春に代わる姿ですね。
花立尾根から大丸近くの山肌、立木の根元が丸く雪解け


 今日の目的のダンコウバイですが、大倉尾根の下の方で見られますが未だ花が小さいです。見晴小屋付近まで降りると 何とか咲いています。1週間後くらいが良さそうですが。
 毎年、丹沢の春の徴としてダンコウバイを見ております。 次はアセビですね。これから賑やかな花の季節です。

 曇りで寒かったのですが人もそれ程多くなく落ち着いた山行が楽しめました。今回の山行で嬉しかったのは 若い人が多かったことです。高校の山岳部のグループもいました。
 家内は山中では問題なかったのですが、帰りのバスから花粉症が強くなりました。

 前号で犬をつれたハイカーのことを取り上げましたが、別の読者から次のメールを頂きました。 お許しを得て掲載します。
いつも楽しませてありがとうございます、私は相模原に住んで おりますのでよく丹沢へ山行に行きますので参考にさせて頂い ております。 ところで犬を連れての山行の件ですが、私も犬は好きですが自 然と環境を守ることを考えるとけっして連れては行きません、こ のごろ思うのですが自分勝手な人が多く自分さえ良ければいい と行動する、まったく困ったものです、昔は周りに気を配り行 動したものですが、このごろは日本人の良さが失わてきている ように感じます、もはや処罰を含めた法律で全てを規制しなけ ればならないそんないやな時代になりそうです。
 もう一つ、前の号に掲載した読者から指摘されて読みましたが「山と渓谷」2月号にペット同伴登山の可否 が論じられいます。賛成論者は「犬連れ登山だけを規制するのはおかしい」と述べています。犬の 害は認めていながらオーバーユースの問題や他の問題を取り上げ、犬だけ規制するのはおかしいと主張 しています。
 この賛成論者は犬だけの問題ではない、と言いたいのですが、雑誌の編集が賛否併記ですから 「犬連れ規制反対」の印象になってしまうのです。雑誌を読まれた方は如何でしたか?

 最後にどうでもよいことを一つ。
 インターネットで調べますと、塔ノ岳にあった尊仏岩の倒壊を関東大地震と書いてある文が多いのです。 正確には関東大地震の翌年の丹沢地震で倒壊したのです。 丹沢地震を関東大地震の余震とみれば関東大地震でも間違いはないのですが。
「地震の辞典」第2版(2001.7.10.)では丹沢地震(大正13.1.15.)と区別しています。
この丹沢通信も混乱していて、53号には丹沢地震、24号には関東大地震と書いていますが。
(終わり)

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