丹 沢 通 信

No.79  2004.12.25.

△tanzawa report

高尾山 シモバシラに咲く「しもばしら」

△top page

3本のしもばしら、しもばしらの右縁に羽毛のような霜(?)が見える


 昨年の丹沢通信64号で高尾山の「しもばしら」を紹介しました。今年も花の時期から観察し、「しもばし ら」を待っていました。
 山頂のビジターセンターの電話で照会したところ、山頂付近では見られないが一丁平では 見られるとのことで12/24日(金)に出かけました。64号でお断りしていますが、植物はシモバシラ、枯れたシモバ シラの茎に成長する霜柱を「しもばしら」と、地表に出来るのを霜柱と書きます。
 霜柱は生えるとか出来るとか言います。「しもばしら」も生えるとか、成長すると言うのが正しいと思いますが、 咲いたように見えますので題名は咲くにしました。
 高尾山口駅に7:20着、直ちに稲荷山コースから登り高尾山山頂着が8:35。ここの大見晴台で富士山の写真を撮って 一丁平に向かいます。
 山頂から一丁平に向かう山道は凍っていませんし霜柱が見られません。果たして「しもばしら」が出来ている のか心配しながら歩きました。一丁平の近くに来ますと、道が凍っています。短い霜柱出来ています。では近くに 「しもばしら」があるかと北側の山腹を見ますと果たして「しもばしら」が出来ていました。昨年見たより小さ いのですが立派な形の「しもばしら」です。

「しもばしら」の群生

真上から見た「しもばしら」中央の折れた茎から放射状に円弧を描いて氷が成長している

 夢中で写真を撮って、更に数十メートル先に行きますと、こちらは大きな「しもばしら」の群生地です。 シモバシラが群生していますから「しもばしら」も群生しています。2,3人の人が 「しもばしら」を踏まないように注意しながら写真を撮っていました。一緒に写真を撮っていた方が更に一丁平 の方から戻り、このさきにもあるが溶けかかっており、こちらの方が立派ということで、今回はここで切り上げ て戻りました。戻るとき十人程の グループが「しもばしら」を目指して下の巻き道からくるのが見えました。
 5号路の北側を廻り途中から山頂に登ります、山頂直下で「しもばしら」を探している女性2人がいました ので一丁平を教えました。彼女等は昨日ビジターセンターで教えられた場所がここだと言っていました。私も 昨日聞いたので疑問だったのですが、その謎はビジターセンターを訪れて解けました。
 ビジターセンターに入ると直ぐに穏和な年輩の方が窓口にこられましたので、昨日の電話で教えて頂き 「しもばしら」が見られたと礼を申し上げました。  昨日の電話ですと山頂付近でも出来るとのことですが、と尋ねますと、今年は暖かく未だとのこと、今日の 八王子の予想最低気温はマイナス2度だったが下がっていない。この方は高尾山の近くに住まわれているが 今年はまだ水が凍ったことがない、とのことでした。
 寒くなれば「しもばしら」は山頂の北側直下から西の三叉路の途中に一丁平に劣らないくらい沢山できる そうです。三叉路付近は草を刈っているがと、質問しましたらシモバシラ群生地は刈らないようにしている とのことでした。これからも楽しみです。
 山頂で富士を見ますと朝より雲が多くなっています。今年は富士山の雪も少ないですね。
 「しもばしら」の写真撮影中に気づいたのですが、「しもばしら」の縁に羽毛のような「霜」状のもの が時折見られます。昨年は気が着きませんでした。これは気中の水蒸気が霜となって「しもばしら」に付着して いるのではないかと思います。朝も遅くなれば気温も上がり、このような霜は直ぐに溶けて「しもばしら」と 合体するのでしょう。次回はもっと早くこようかと思います。
 「しもばしら」の写真を掲載します。昨年の写真は紫青色になっていましたので、今回はいろいろと露出を 変えて撮影しました。昨年の写真ほど極端ではありませんが、やや青みがかっている写真のほうがデテールが でております。
(終わり)

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