丹 沢 通 信

No.66  2004. 3. 8.

△tanzawa report

松田の河津桜(?)は見頃です

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 2月29日にメールマガジン速報版としてで松田の早咲き桜を紹介しました。正規版が遅れましたが 松田山からの山歩きを含めて報告し、Webには写真を掲載します。
 松田山の河津桜は、山に詳しいN婦人にまた教えて頂きました。場所は松田駅から北北西に西平畑 公園で山腹に250本の河津桜が10年前に植えられ、今は幹径が20cm弱に成長し満開でした。 箱根明神岳を正面に右手に金時山、富士が桜越しにみられ見事な景観です。

松田町のハーブ館と桜


 小田急新松田駅を降りると「まつだ さくらまつり」の旗が林立しております。私は歩きましたが シャトルバス(\100)も運行されています。マイカーは駐車場に苦労されるかも知れません。
 標題の河津桜に(?)をつけたのは河津桜とちょっと違う気がするからです。公園の係員は河津から 移植した桜と言っていましたが、あとで尋ねた最明寺史跡公園の管理人は厳密に言えば、河津桜とちょ っと違うと言われていました。
 これと関係あるかどか分かりませんが新松田駅で見た桜祭りのポスターには「早咲きさくら」と書い てあり、河津桜とは書かれていません。河津町に遠慮?

桜越しに金時山


 私の観察では河津桜に比べ花がちょっと小さいこと、赤色が薄いことですが、きれいなこことは確か です。一見の価値があると考え、速報版として配信しました。

ヒヨドリも


大勢の人で賑わい露店も開いています。隣接するお花畑ではクリスマスローズが咲いていましたが今 は通路が閉鎖されています。将来花が多くなれば開放されるでしょうからこれからが楽しみですね。

 園内の係員の案内と標識を頼りに最明寺史跡公園に向かいました。華やかな桜の山腹から尾根の方 を見ると鳶が三羽、下界の喧噪をよそに青空に、ゆったりと静かに大きな輪を描いていました。
 小さな沢を巻いて西側の尾根に出ますと視界が開け丘陵の先に富士が鮮やかに見えした。

最明寺への道から富士


 約1時間で公園に着きます。公園入口に奈良時代に寺院の屋根瓦を焼いたと推定される登り窯が、 東名高速道路工事によって松田庶子から移設保護されています。
(専門的なことは分かりませんが室の隔壁が見られませんのであな窯に近いようです)

 公園は標高は4-500mで広い山腹には桜が老木から最近植えられたばかりの若木まで多種類の沢山の 桜です。京舞妓、手弱女、うこん、松月などの札が掛かっています。若い河津桜もありました。ここ は知られざる桜の名所のようでです。管理人のお話ですと4月中旬が見頃とのことです。

 公園の遊歩道の途中に寄(ヤドロギ)への道案内がありました。高松山が目的ですから公園の残りが 気になりながら寄への道を辿ります。開けた尾根から杉林の下りになりますと10-20mmの霜柱です。 松田で桜を見て春になった気持ちでしたが、北斜面は未だ冬なのです。
 下ったところが寄の高松地区と思われます。養鶏場や牧舎が見え、犬の鳴き声が聞こえます。舗装 道路に降りて道路標識を頼りに高松山手前の第六天を目指します。この地区には大きな農家の屋敷や、 モダンな新築の家と、荒廃した作業小屋や牧舎が混じり、手入れののよい畑と薮に覆われた荒れ地が 見えるなど、変化に富んだ景観です。やがて山北町立川村小学校高松分校の前を通ります。

第六天(峠)脇の石仏、文化十?年と読める。下の台には虫沢村などの字 も読める


 最明寺史跡公園から1時間強で峠に着きました。昭文社の登山地図では第六天は小さなピークで、 その西側に尺里(ヒサリ)峠がありますが、標識の腕木の中央に第六天、左に田代向、歩いてきた右 が尺里、そして直角に高松山とありますので尺里峠を第六天と呼んでいるのかも知れません。
 標識の正面に階段があって3mほど登ると狭い平地になっており石仏は一体祭られています。かっ ては小さなお堂があったと思われる基礎が残り、石仏に並んでやや新しい石の台が残されています。 台の上に置かれたのが何か分かりません。ここで昼食休憩です。
 休憩中に夫婦1組が階段を登って顔を出し、短い会話を交わしました。その後で、背後の斜面の茂み から男性が2人出てきたのにはびっくりしました。両手に空き缶などのゴミを集めたポリ袋を提げていま す。ポランテアで清掃をされている神奈川県自然公園指導員の方です。石仏談義のあと、丹沢で鹿の 駆除をしているので注意するようにとの県自然環境保全センターからの注意書を渡されました。これ は後述します。

ビリ堂の馬頭観音、文化十発酉年と読める


 昼食後高松山へ進みます。舗装道路から山道に折れゆっくりと登ります。薄暗い杉林の下で、白い つぼみを着けたミツマタがが見られました。
 約50分で山頂、30x60m程の草原で周囲は杉林に囲まれ視界は全く利きません。登り道では行き交う 人も10名ほどいましたが山頂は誰もいません。静寂そのものです。

尺里(ひさり)への下り道


 下りは尾根道から直ぐに山腹を下る道になります。途中杉林の下にビリ堂の標識があり馬頭観音の石 像が二体あります。一つは文化十年、もう一つは時代が下って明治十一年と刻まれています。
案内板によればビリ堂のいわれは一番最後にある観音堂によるとされています。なお案内板では田中 澄江さんの花の百名山の一つと書かれていますが本では確認出来ませんでした。
 山道から舗装道路になって山の斜面を斜めに下ります。丁度白梅と菜の花が満開で山里の春の 風景です。高松山登山口のバス停から帰りました。

 最後に北丹沢センターからいろいろな情報を頂いております。
  1. 北丹沢神の川流域山開き4月18日(日)
  2. 臼ケ岳の先の神の川乗越で残骸整理活動 9/1-9/30ボランテア募集(電話0426-87-4011)
  3. 神の川広河原の植林ボランテア活動
  4. ニホンジカ管理捕獲のお知らせ 下記神奈川県自然環境保全センターホームページに掲載されて います。銃器を使用しますのでご注意願います!!
    http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/05/1644/tanzawasika/hokaku.htm
(終わり)

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