丹 沢 通 信

No.65  2004. 2. 3.

△tanzawa report

諸戸から大山、ほか

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大山山頂からの富士


 昨年11月のNo.63で諸戸尾根で道を見失って引き返したことを報告しましたが、今回は諸戸からの逆コースで再挑戦です。 昭文社の地図「丹沢」2002年度版では点線で書かれた道です。
 1月31日(土)晴天です。秦野駅には20分以上も前に着いたのですが、バス停の前は長い列です。座れないどころか満員です。
 ヤビツ峠から富士見山荘、青山荘、諸戸山林事務所までは舗装道路、道路脇に雪が残っており、日陰では道路も薄く凍結して 滑らないように注意が要ります。諸戸山林事務所までは約35分です。
 前に紹介しました松隈さんのCD「丹沢山塊」(No.61参照)では三重の豪商諸戸氏が明治後半にここの土地を買収し山林経営に 乗り出してたと書かれており、現在でもこの辺りは神奈川美林50景に数えられています。

諸戸山林事務所横の標識


 山林事務所前の横に、舗装道路から東に細い道が見られます。右の写真に示す標識は地上近くで低く、しかも舗装道路と直角 に置かれていますから見逃しやすいのです。
 この細い道の先に鳥居があって諸戸神社の小さな社があります。新しい注連縄が目につきました。道は杉の落ち葉が敷き 詰め、所々に残雪が混じっています。山林事務所の北側の小さな沢に沿って少し登り、南側の山腹を登って両側に桧が植林され た痩せ尾根に達します。この尾根をひたすら登ります。

雪混じりの尾根道


 この登山道は正面の尾根を北側から巻くように登ります。途中に送電線の新多摩線の二つの鉄塔へのY字型分岐で右の道を辿ります。更に登りますともう一度Y字の分岐 で右は12号鉄塔と標識があり尾根からそれてその先は鹿柵になっています。ここを左の尾根道を進みますと高圧線の下を通過し ます。この少し前から木に赤いテープが巻かれた登山道の案内がありますから迷うことはありません。
 登るにつれて残雪が少しずつ出てきます。雪の上に靴跡がありますが、靴跡の上に霰が少し散っていますので先行者は今日 ではありません。更に登ると尾根は広くなり、残雪も多くなります。また道を横切る作業道も数カ所 あります。この辺りになりますと、前回の11月に歩いた風景が思い出されます。
 こまで人の姿は全く見られません。冬枯れの明るい山道で静寂そのものです。
 諸戸山林事務所前から2時間でヤビツ−大山の登山道に出合ました。前回はどうして途中で道を見失ったのか分かりません。

 ヤビツからの登山道は泥んこの道で直ぐに残雪の道となります。山頂は大勢の人が次から次と通ります。 昼食後下ります。大勢の人と残雪混じりの泥んこの道を避けて不動尻へ降りました。

不動尻への階段の道


 予想通り泥んこは少なかったのですが残雪が踏み固められてアイスバーンのようになっており、少しの傾斜でも滑り易く なっています。階段が多いのですが、今日ばかりは水平面の階段を有り難いと思いました。この道を辿る人も少なくなく、 行き交った人は十数人でしょうか。そのうち3人ほどは軽アイゼンをつけていました。登りで使わなかったストックを頼り に慎重に(正確にはへっぴり腰で)下りました。途中山腹が崩壊して痩せ尾根になった場所が3ケ所ありますが鉄パイプで 手摺りを設けるなど問題ありません。
 不動尻からは舗装道路で山神隧道を通り広沢寺温泉のバス停まで歩き、本厚木経由で戻りました。

 往路の諸戸から大山までは残雪があっても歩行には問題はありません。復路の大山から不動尻までの下り道は軽アイ ゼンを持参した方が安全です。この季節ですから当然ですが。

 「しもばしら」について報告した前回の丹沢通信(No.64)で「年内に陣馬山のしもばしらを見ようと思っておりますが」と 書きました。12/27(土)を予定していたのですがあいにくと雪で中止です。今年始め1/3(土)に行きましたが「しもばしら」は 全く見られませんでした。陣馬山山頂の茶屋で聞きますと今年(昨年末のこと)は例年になく「しもばしら」が多かったそう です。残念でした。
 この時は京王八王子から陣馬高原下までバスで行ったのですが満員、山頂も大勢の人でした。帰路藤野に降りましたが、 途中に地図にかかれている樹齢300年超の八重椿を探しました。やっと探し当てた一軒の民家に案内を乞い、裏の山裾の椿に 案内されました。幹太さ30cmくらいでしょうか。あまりにも樹が大きく写真には収まりません。セミプロの方が撮影した満開 の写真を見せて頂きました。B2版ほどに引き延ばした写真で見事な八重椿です。花は4月に咲くそうで、もう一度訪問しよう と思います。

(終わり)

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