丹 沢 通 信

No.62  2003.11.17.

△tanzawa report

大山北尾根 晩秋の気持ちよい尾根道

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大山からの富士


丹沢通信第59号で三ツ峠の報告をいたしましたが、当日の帰途、立川から乗った南武線の電車で家内の隣に座られたご婦人から大山北尾根を冬の山行にと紹介されました。このご婦人から翌々日、冬の北尾根の注意事項の電話を頂き、恐縮しました。
川崎山岳会で1回だけ同行した私達を思い出されて、名簿で電話番号を調べて掛けて下さったのです。更に追いかけるようにして書き込みをした国土地理院の地図を郵送して頂きました。たいへんありがたいことでした。

始めての道は何が見られるか興味津々で、いつも期待が99%、危険はないか、予定通り歩けるかの心配が1%です。今回の道は人が少ないこと、私の単独行で心配が3%。
いきなり冬山では無茶かなと思い、事前調査のつもりで行きましたがたいへん良い尾根道ですっかり気に入りました。晩秋の落ち葉が散って明るい日差しの尾根道。少し下ると雑木の紅葉が見事でした。何と行っても人が少なく静かな、落ち着いた山行を楽しめました。
当日は平日で空いているかと思っていたのですが、秦野からヤビツ峠行きのバスは満員でした。
大山から北尾根の道は標識がありません。たまたま一緒になったグループに教えられて鉄塔の脇から下りました。最初の数分間は急坂で滑りやすい道ですが直ぐに歩きやすい道になります。木々の葉は落ち、晩秋の日が差し込む明るい緩やかな尾根道です。尾根の右、東側は相模平野から遙かに新宿の高層ビルも見えます。
マユミが青空を背景に赤い実をつけていました。この尾根で気がついたのですが太いマユミの樹皮が食害で白く削られていました。
西沢の頭へは痩せ尾根の短い急降、急登になります。
この辺りになりますと塔から丹沢三峰が間近に見えます。

塔、日高、竜ケ馬場、丹沢、右に下って三峰と続く主連峰、右手前がミズヒの頭


ミズヒの頭の下りで男性1人と行き交いました。今日は平日で北尾根では多分誰にも会わないと思ったのですが・・・
鉄塔が左前方に見えて来ます。急降後風の通る鞍部を過ぎると16号鉄塔です。ここで休んでいる男性の横に腰を下ろし昼食休憩です。この道は始めてと話しましたら男性から下り道のご注意がありました。この方とはヤビツ峠で再度お会いしていろいろお話を伺うのですが、人のあまり行かない静かな道を選んで歩かれるようです。
鉄塔を過ぎて山頂少し登ると地図に913と書かれた山頂で、御料林境界と書かれた低い石の標識がありました。終戦までは皇室の御料林があったと何かで読んだ記憶があります。そのすぐ側に県道一の沢という標識がありました。ここから尾根を下ります。標高850m付近では雑木の紅葉が未だ残ってきれいです。

この辺りからプラスチック製の階段(正確には一種類は土留め、もう一種類は階段)が続きます。標高630m付近(手許の高度計で正確ではない)に鞍部があり、左に下る道があります。鉄塔で会った方は沢道と尾根道の両方を歩いたが後者に方が良いとのアドバイスがありましたので小さな登りの尾根道を辿ります。下りになりますと人跡怪しくなりますが無事県道に降りました。降りる直前にしっかりした沢道と合流します。大山から昼食時間を引いて2時間15分でした。
県道を南に歩いて青山荘(門戸口)に着きます。ここからヤビツ峠までは地図よれば県道と沢を辿る登山道もあります。舗装道路を車に追われて歩くのは好きではありませんので登山道を選びます。

青山荘からヤビツ峠への登山道の古い標識、道は荒れている


しかし登山道の入口が分かりません。右往左往して迷ったあげく青山荘のレストランで聞けば無断立入禁止の私有地の中を通るとのことで、半分朽ちた小さな橋を渡って登山道に入ります。この入口は何か案内が欲しいですね。

この道は涸れた沢と山腹を交互に辿る道です。梯子や階段の木材は朽ち、崩壊していますが危険なところはありません。苔むした石垣、鹿柵、放置された動力機、廃道の趣もあってそれなりに楽しめました。1ケ所道に迷ったこともあり、所要時間は約40分でここは時間を取られました。
ヤビツ峠では秋の夕暮れをゆっくり楽しみ、バスで秦野に帰りました。

10月始めに北アルプスの涸沢に行きました。絶好の紅葉時期でした。今月始めに紅葉の妙義山にツアーで行きました。また上旬に白浜に行く機会がありましたので熊野古道を一日歩いてきました。何れも写真などをホームページに掲載してあります。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~tsuka/hiro/hiro.html

話は代わりますが北丹沢センターからの情報です。
9/6−7に地蔵尾根造林小屋残骸撤去のボランテア活動の報告が寄せられました。愛川山岳会会員16名、県内各地から70名が参加され小雨の中で造林小屋の残骸を整理し、跡地には背負い上げたブナ、ミズナラを植樹しました。残骸はトタン、瓶、ワイヤその他400kgに及びました。まことにご苦労様です。
北丹沢センターでは毎年ボランテアを募って山岳に放置された小屋の残骸、昔埋められた瓶、缶の撤去を私費を投じて実行されています。丹沢通信にも予定を掲載しておりますので(今回の撤去作業は49号に掲載)、読者のご参加を期待しております。

前回の丹沢通信で秦野の松隈さんのCD「丹沢の情報データ」をご紹介しましたが十数人の方から照会を頂いたと連絡を受けました。ありがとうございました。照会は下記へ
matsuk@edd.ts.fujitsu.co.jp
メールだけではなく郵便でも照会できます。 〒257-0045 秦野市桜町1−8−15 松隈 豊
(終わり)

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