丹 沢 通 信

No.58  2003. 9.23.

△tanzawa report

扇山に秋の花々

△top page

扇山山頂からの秀麗富岳一景


 二日前の女峰(日光)ツアーが雨のため中止になりました。23日は曇りの予報でしたので中央線沿線の扇山へ行ってきました。 計画では鳥沢駅から山谷を通る東側登山道を登り、大久保のコルからの西側登山道を下ります。
 ところが山谷を左折して直ぐの登山道を見落とし大月ccに沿って舗装道路を歩き、ゴルフ場入口近くまできてしまいました。 左に折れる扇山林道から東側の登山道に抜けられないかと思い歩きましたが16分で行き止まり。
 戻る途中で沢の左岸に登る道が見えます。試しに少し登りますと最近設けられたと思われる丸太の土留めや階段が続きます 。整備された山林作業用の道です。この整備された九十九折りの道を登り切ると尾根に出ます。ここからは尾根伝いに北方に行 けそうです。山腹の明らかな道と違って尾根は木々の合間を縫う隙間道になります。左右には粗朶が刈り払われ明らかに人手が 掛けられています。地図とコンパスから判断すれば西側の登山道に平行して東側尾根を行くことになり、山頂近くで登山道に合 流すると期待されます。何処まで行けるか分かりませんが今日は時間的に余裕がありますので何時でも引き返えすつもりで行き ました。

扇山山頂から東方、 遠く相模湖が見える。中央の紫の花はアザミ


 道らしき跡は続くと思えば途絶え、その先でまた続くという繰り返しです。高木の下で見通しがよく、低木が疎らに生えてい る程度で歩くのには問題ありません。足場はしっかりしています。でも時々低木が道を塞きますが割り込むか、左右に迂回でき ます。中腹を越えたと思われる所で密林になりましたが東側の低い桧の植林との境界が幾分疎になっておりここを通ります。 植林を過ぎるとまた高木の下で低木が少なくなりました。
 見通しがよいと書きましたが前方正面は樹木ですが前方斜め左右は木々の間から空が見えます。この状態がしばらく続きます。 ということは左右の斜め前方の稜線は正面中央より低いということで正面が山頂方向と判断されます。そして尾根はいつの間に 左右の傾斜がなくなりやや上りの平原をあるいている感じになります。

山頂から北方、権現山に 連なる山々


 時間的にそろそろ登山道に合うのではないかと思われる頃、ススキ越しに登山者を見つけましてほっとしました。登山道を右 に歩くと直ぐ山頂です。沢の脇から1時間半ですから梨の木平から山頂までの歩行時間にほぼ匹敵します。

 山頂には約10人。南、東、北が開けています。南には墨絵のような富士(冒頭の写真)、大月市が選定した秀麗富岳12景の一 つです。12景については丹沢通信No.46に掲載してあります。
 東は上野原から遠く相模湖が見えます。北は権現山方向の山が連なっていました。

 下山は大久保のコルから下ります。水呑杉の下には筧がありますが水の出ないのは19年前と同じ。その下の水場では冷たい 水が豊富に流れていました。梨の木平と思われる地点では扇山山林委員会の立派な建物があります。掲示板の地図で梨の木平と 分かりました。前は舗装道路が横切っています。右に行きますが間もなく砂利道となり、ゴルフ場の廻りを歩きます。
 高速道路が見えてから駅に行く道が分らなかったのですが、そこを通りかかった墓参り帰りの女性に親切に案内して頂いて 鳥沢駅に着きました。中央線沿線の山は道標が少なく住民に道を聞けないと困ります。九鬼山の猿橋駅側からの登山道も迷うと ころです。(丹沢通信No.45参照)

 今回の山行では麓、山頂、そして下山道で多くの花を見ました。その一部を掲げます。

山麓で ヒガンバナ

ツリフネソウ、下山道に多い

下山道で

アキノキリンソウ

アザミの種類?

山頂近く で

ソバナ?

 前号で鍋割山山頂の工事のことを書きました。照会していました神奈川県自然環境保全センター 自然保護公園部 自然公園 課から連絡を受けましたので掲載します。
○トイレのシステムについて
 ご質問のとおり、塔ノ岳、檜洞丸公衆トイレと同じ方式で、土壌内の微生物の働き によりし尿を分解し、浄化した水を便器の洗浄水として再利用できる「土壌処理循環 方式」を採用しております。完成予定は平成15年11月30日となっておりますが、 天候等の条件により若干変更になる可能性があります。

○トイレのメンテナンスについて
 これらのトイレを維持していくためには、月1回の消化・消臭酵素(微生物の働き を活発にするもの)を便槽へ投入する作業が必要になります。また、日常管理とし て、システムの点検作業や清掃作業、トイレットペーパーの補充等があげられます。 これらの作業は隣接する山小山のスタッフにお願いして運営をおこなっております。  また、利用者に対する環境への意識啓発とこれらトイレの維持管理費の一部負担を 目的とした「チップ制」(任意の協力金、1回当たり50円)を導入し、既に運営さ れている塔ノ岳、檜洞丸トイレに今年の8月にチップ箱を設置しました。集まった チップは、神奈川県とこれら山小屋代表者からなる「運営委員会」で管理し、トイレ の維持管理費の一部にあてるものです。

○その他
 これらのトイレの利用に際しては、使用済みペーパーは現地処分が困難であるた め、利用者各自に持ち帰りをお願いしております。趣旨を理解の上、ご協力お願い申 し上げます。

 山がきれいになることはありがたいですね。お互いに気をつけて協力しましょう。

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