丹 沢 通 信  No.53  2003. 5.14.
第12回 尊仏祭り 新たに観音像を安置して
花立から見た山腹の木々

053 前の丹沢通信でご案内しましたが、5/11(日)塔ノ岳で尊仏祭りが行われ、私も 参列しました。
当日大倉から登りましたが、山頂に着くと狗留尊仏の石碑前で山伏姿の数人が 観音石像を設置する作業をしていました。山頂ですからセメント用の水まで運 びます。観音像が安置されると、両側の観音像に結ばれた色鮮やかな3色のテ ープが周囲に集まった参列者の手まで延ばされます。仏の慈悲につながる訳で す。
灯明を灯し線香をあげ護摩を焚いて法要が始まりますと霧が晴れ薄日まで射す ようになりました。
左右に観音像を安置した狗留尊仏碑


塔ノ岳は昔、尊(孫)仏山との言われ、山頂の南東隅に尊仏岩があり、西北隅(今 の日ノ出山荘付近)にお堂がありまして往時は信仰の山として賑わっていたそ うです。毎年5/15が祭日で大勢の参拝者が登りました。賭場まで開かれたとい うから人出が想像されます。尊仏山荘の名の由来も山の旧名です。
東光院住職ほかの僧侶の祈願

関東大震災の後の丹沢地震で尊仏岩が転落崩壊し、お堂も台風で倒壊消滅、
何時しか信仰も賑わいも忘れ去られました。

これを12年前に山北の東光院と地元の秦野市山岳協会が復活させて、尊仏祭 りとして遭難者の慰霊と登山者の安全祈願の行事としました。山頂で休んでい たハイカーに呼びかけましたら皆さん快く参加され、思いかげずによい経験を したと喜ばれました。お札を頂き、お守りを受けて帰りました。

毎年東光院の住職さん方や山岳協会の方々は山を覆うように大倉と玄倉の両方 から登り、両方に下りますが今年は観音石像などの荷揚げがあるので玄倉から登りました。

丹沢通信No.2(第9回尊仏祭り)、No.24(第10回尊仏祭り)に報告してあります ので、詳細は略します。
(末尾に記したホームページからバックナンバーが見られます)
ホウチャクソウ(宝鐸草)
私は大倉尾根を往復しました。大倉尾根は花の少ないところです。一本松より 下の方でホウチャクソウとフタリシズカを1株づつ見つけました。そして金 冷シと塔ノ岳の間でエイザンスミレの小さな1株を見つけました。

山は春の木立に変わり、若葉で薄緑の色が山腹に広がっています。山頂近くで
もマメザクラが少し枝に残っていました。花立の上ではアセビの花が見られま
したが今年は花が少ないですね。登る時に応じて何かは見られるものですね。
エイザンスミレ沢山見られるタチツボスミレ

曇り空で遅くからは雨の予報だったのですが大勢のハイカーです。小学1−2 年生の団体が10人近い大人に引率されて元気に登ってきました。親子連れ、若 いグループなど様々な人が登ります。走っている人も僅かですがいました。
大倉に降りるとバスは満員ですぐ増発車がでる程でした。

今月下旬は西丹沢のシロヤシですね。昨年は花が少なかったので今年は期待で きるでしょう。(丹沢通信No.3,25,40参照)

尊仏山荘のご主人から伺いましたが今年も上野松坂屋で5/29(木)から第46回夏 山相談室が開催されます。私が昨年白山に登りましたが(http://www2s. biglobe.ne.jp/~tsuka/hiro/2002724/2002724.html)、ここで超ベテランの ガイドから説明を聞き、たいへん参考になりました。

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