丹 沢 通 信  No.51  2003. 4.17.
西山林道は春爛漫、アブラチャンとマメザクラ
西山林道のアブラチャン

4月13日(日)に西山林道から二俣、鍋割山、金冷シに出て大倉尾根を降りてきました。
天気予報では晴れでしたが渋沢駅に下りる頃は霧がかかり今にも降り出しそうです。 ハイカーは結構多く、二番バスはほぼ満員でした。大倉バス停に降りますとトイレにツバメが出入りし、屋根には雀が群れています。いつもの風景です。

朝食中にやや明るくなりほっとして7:49歩き始めました。山麓では枝垂れ桜が満開でヤマブキ、スミレが咲いています。
畑中から杉林に入る手前ではチゴユリ、シャガがつぼみを見せていました。杉林に入ると薄い霧の中でやっと山に来たという思いです。 ここから林道の沢側に新しい金網が張られています。前回大倉尾根に登った時も麓から新しい金網が張られているのに気づいたのですが鹿が麓近くまできているのでしょうか。
コナラ(?)の花

道が左に湾曲するところに防火用水と書かれた木箱があり、その手前に水が右 斜面から道の上を流れているところがあります。毎年道の中にできた水溜まり の中にヒキガエルの卵を見つけるのですが、今年は道脇に細い丸太で仕切られ た水溜まりが出来ていて、この中はヒキガエルの卵がいっぱい見られました。
年々歳々卵変わらずです。
キブシ(木五倍子)の花

蛙の卵が今年も見られて感心していましたら次の水溜まりではなんとオタマジ ャクシがウヨウヨです。小さな水溜まりなのですが、1cm程に生長していま す。小獣や野鳥に襲われないのでしょうか。
前夜の雨に誘われたのか2cm程のカニが一匹道を横切ってゆきました。

この道はアブラチャンが多くみられます。ダイコウバイよりやや小さな花のか たまりで薄緑を帯びた黄色の花です。マメザクラも所々で見られます。
ヤマザクラが満開でその上の斜面にはトウゴクミツバツツジの赤紫の花も見ら れました。山肌は薄い緑、薄い黄、薄い赤、薄い紫の複雑な色を見せています。 春の新緑の前の、一番好きな時期です。山肌の色調を薄くして上の表題の背景としました。
マメザクラ

9:15 二俣。10:00 後沢乗越。途中によく手入れをされた杉林がありますが、 この中程に3m程の落葉樹があります。昨秋はきれいに紅葉していましたが、 今回はこれがアブラチャンであることに気づきました。

後沢乗越から高度を上げますと左右の木々は少しづつ冬に逆戻りです。 11:18 鍋割山。山頂には4、50人程でしょうか。日の射さない代わり風もな く快適な昼食時間です。ガスが終始流れ、展望は利きません。

11:54 鍋割山から出発。ここからは所々に残雪が見られます。そして今回大き く変わったのが木道の新設です。鍋割山までの道も、鍋割山から金冷シまでの 道も土嚢を置き、丸太の段を設けるなど大幅に整備されています。ハイカーに とってありがたいことです。

ヤマザクラ

この尾根道には大きなブナが見られますが、悲しいことに新らしいブナの倒木 が見られました。注意してみると倒れないが立ち枯れている木も少なくないの です。ブナの自然林として多分南限と思われますが環境の変化で将来が心配で す。尾根道の木々はまだ冬の姿です。花の早いアセビも未だつぼみのままです。

12:24 小丸。標識が新しくなっていました。しかし小丸の文字がないのです。 新しい標識の下に元の標識が置かれ、そこに小丸の文字を見て位置を確認しま した。大丸とおぼしき場所では左右に塔の岳と鍋割山の方向を指示した新しい 標識を見ましたが大丸の文字が見あたりません。

12:56 金冷シ。ここからは半分晴れた道です。花もなく、うんざりする大倉尾 根です。登る人も少なくなく、聞けば尊仏山荘泊まりということでした。 小鳥の鳴き声が全く聞こえなかったのですが、麓に近くなってからやっとウグ イスの鳴き声を聞きました。
15:00 大倉バス停着。帰りのバスは満員でした。

尊仏祭りのご案内です。今年は5月11日(日)に行われます。塔ノ岳山頂で昼 過ぎから遭難者の慰霊と登山者の安全を祈願して供養が始まる予定です。

次は北丹沢センターからのお知らせです。

  1. NPO法人北丹沢センターが設立されます。設立趣旨は、北丹沢地域の山岳 活動で環境保護・スポーツ振興・災害救助に寄与することです。
  2. 第5回北丹沢12時間山岳耐久レースが7月6日(日)に開催されます。
     問い合わせは電話:0426-87-4011(平日10:00-17:00)
  3. ガイドブックの発行です。照会は 0426-87-4011へ
     北丹沢ガイドブック B6版96頁 \1200.
     藤野の山と峠 B6版120頁 \700.
  4.   北丹沢遭難救助隊が3月9日に発足  杉本 憲昭本部長以下22名

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