丹 沢 通 信  No.41  2002. 6.14.
ウツギ、ヤマボウシ、そしてサラサドウダンの花の鍋割山
鍋割山荘横のサラサドウダンツツジ

2002.6.9(日)二俣から鍋割山−金冷シ−大倉尾根と歩いてきました。歩いてからこの通信をお配りするのに遅れまして申し訳ありません。

以前歩いたとき鍋割山の手前で背丈ほどのサラサドウダンが雨にけむっておりました。その時は写真撮影に失敗しましたのでもう一度見ることを期待して行きました。

小田急線渋沢駅から大倉行き始発バスが6:48、座席が全部塞がって2人程立つ程度です。大倉のバス停で朝食にします。7:17出発。
大倉から二俣の道は通い慣れた(?)道で花は期待していなかったのですが予想外にたくさん見ることが出来ました。まずウツギです。真っ白な花が枝に連なって咲きます。近づいて見ると花びらは柔らかな白です。黄色い雄しべも花びらの白を引き立てます。別名ウノハナと言いますが空木より卯の花のほうが良いですね。この他にもジャスミンの仲間の花など撮影し名前を同定中です。
二俣への道のウツギ

二俣では勘七沢に行くのでしょうか沢登りの完全装備の3人組が沢を伝って行きました。

二俣からミズヒ沢を越えますと、杉林の斜面に出ます。30-40cmの太い杉がそびえ、下草も下枝も切り払われて明るい林で気持ちのよいところです。二俣までの途中で間伐材が放置され無惨な林相を見てきただけに、このよく手入れされた林を見られるのは嬉しいことです。

フタリシズカ
樹下にはフタリシズカがたくさん生えておりました。つぼみが僅かに白くなった程度です。穂状花序(花序=花のついた茎)が2本で二人静という名ですが、三人官女、希に五人囃子のようににぎやかなのも見られます。

後沢乗越(うしろさわのっこし)を越えると急斜面の尾根道です。ニシキウツギ(二色空木)が咲いています。花の色は淡黄白色から紅色に変わるのですが、殆ど黄色の花も見られました。希にガクアジサイを思わせるガクウツギ(額空木)の種類も咲いています。
ベニヤマボウシ

ヤマボウシも咲いていますが、この道ではベニヤマボウシが数本見られました。真っ白なヤマボウシもきれいですが、紅の花は派手やかで別の美しさです。また朱色のヤマツツジが所々で緑がバックに咲いています。

鍋割山の手前にサラサドウダンがある筈ですが見つからないまま山頂に到着してしまいました。ところが山荘の玄関に向かって右側に建物と隣接して3−4m程のサラサドウダンが丁度咲いていました。釣り鐘状の赤い縁を筋の入った花が群れて咲いているのは見事なものです。予定していた木とは違いますが予想外の収穫でした。
ニシキウツギ(二色空木)

歩き始めたころはやや曇っておりましたが、登るにつれて雲が少なくなり視界が利くようになりました。山頂から冨士が、そして北アルプスの北岳、間ノ岳、塩見、荒川三山などが見えました。海の方は右手に真鶴半島から海岸線を辿りますと江ノ島、その奥に伊豆半島まで見えました。この時期ですから靄が掛かりやすいのですが、今日はよく見えました。微風が爽やかに感じられ、汗もかきませんので湿度が低かったのでしょう。
鍋割山からの冨士山

ヤマボウシも咲いていますが、この道ではベニヤマボウシが数本見られました。真っ白なヤマボウシもきれいですが、紅の花は派手やかで別の美しさです。また朱色のヤマツツジが所々で緑がバックに咲いています。

鍋割山山頂では20人程が休んでおり、登山者が次から次と行き来します。山頂から下り金冷シへの尾根道を辿ります。ここでもフタリシズカが沢山生えておりました。これだけ沢山生えているのは鹿が嫌いな植物のせいでしょうか。
そして鹿と言えば、鹿の防護柵(金網)の内では笹や下草が繁茂しており、明らかに柵の効果が見られます。

大倉の尾根を下る途中の堀山ノ家の前にマユミの木があります。花は?と思って下から望遠で撮影して見ましたら花はほとんど終わりでした。

朝冨士が見られても午後には霞んでしまうことが普通ですが、今日は終始冨士も、秦野の街も見えます。大倉尾根は相変わらず大勢の人です。今日は何故か大きなザックを担いだ若いグループが多く見られました。大倉のバス停にも大きなザックが並んでいました。

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