丹 沢 通 信  No.40  2002. 5.23.
今年は花が少ない桧洞丸のツツジ
露を含んだ五葉ツツジ(シロヤシオ)

2002.5.20(月)に西丹沢の五葉ツツジを見に行きました。例年ですと5月下旬の中頃が五葉ツツジ(シロヤシオツツジ)と東国三つ葉ツツジが見頃なのです。
今年は総て花が早いので中旬に行こうととしていたのですが、用事があったり、天気予報が悪かったりで行きそびれていました。数日冷え込みましたので花も遅れかと期待して恐る恐る西丹沢自然教室に電話で聞きますと「満開です!」
これで慌てて20日に行ったという訳です。

平日の早朝に西丹沢に行くのは初めてです。時刻表を調べていたら小田急線の一番電車で新松田に到着が6:25、そしてバスの出発が6:25! これではバスに乗れません。富士急行の松田営業所に電話で聞きましたら「間に合うでしょう。心配なら前日電話下さい。」とのこと。前日に電話でお願いし、バスに乗るときに「電話でお願いした者です」と声を掛けましたら運転手さんはニッコリ、私はホッコリ。

土曜、日曜日は小田急電車の到着時刻が3分早いのでバスに乗り遅れることはありません。小田急が後からダイヤ改訂をしたのかも知れませんが、ここは富士急さんのバス時刻を平日だけ3分遅らして貰えれば安心です。

同行者は昨年暮れ、山神峠−ユーシン−同角の頭を一緒に歩いた元同僚です。バスには私達2人と既に乗られていた男性一人の3人だけです。

朝食は大福餅を4ケ、バスの中で食べました。前回の丹沢三ツ峰では柏餅、歩き出す前のカロリー補充に甘いものを、これは理屈で要は食べやすいものがよいのです。

行程です。 箒沢上(7:20頃)−板小屋沢ノ頭(9:06)−ヤブ沢ノ頭(9:54)−石棚山(10:01)−テシロノ頭(10:57)−ユーシンの分岐点(11:14)−桧洞丸山頂(11:58-12:18)−林道(15:17)

始発バスは箒沢上までです。私達は川沿いのバス道を少し歩きます。曇天、肌寒い気候です。去年はここでカジカ蛙の鳴き声を聞いたのですが今日は聞こえません。箒沢公園橋を渡って板小屋沢に沿って進みました。私達と一緒にバスに乗られていた方も終点まで乗られ西丹沢自然教室の方に歩いて行かれました。

沢伝いの道から尾根に出る直前と、尾根に出てからは急登が続きます。板小屋ノ頭を越えますと起伏を繰り返しながら高度を上げます。石棚山の標識があるところは玄倉への分岐点です。昭文社の地図では分岐点から200m程のところに石棚山があるのですが、通過する途中で気をつけていたのですが山頂の標識は見られませんでした。

登るにつれて空の雲が薄くなり、時折日射しも見られます。しかし木をすかして見える西側の山稜は何時までもガスがかかっていました。

石棚山までは道の両側からの竹笹が茂っています。石棚山を越えると道が整備され、道の両側には植生保護のロープが張られています。石棚山から30分ほどのところにベンチがあり5分ほど休憩しました。周囲はバイケイソウが繁茂しています。
ユーシンとの分岐点近くにもベンチがあってバイケイソウに囲まれていました。

道には五葉ツツジの花が落ちています。部分的に赤茶けた変色が見られますが、登るにつれてきれいな落花になり、テシロノ頭の手前から咲いている五葉ツツジが見られます。赤紫の東国三ツ葉ツツジが混じり、丁度満開の時期でした。
霧に浮かぶ東国ミツバツツジ
ただこの頃からガスが薄く流れ、時には濃くかかり、白い五葉ツツジが背景の中に溶けてしまいます。道行く人もなく、写真を撮りながらのゆっくり歩きです。

テシロノ頭の近くで数人と行き違いました。やっと人との出会いです。その中の一人から、ここが一番きれいと言われました。昨年、一昨年とも、ツツジ新道との合流点付近が一番花が多かったので、疑問でしたが。

この疑問は間もなく解けました。目指す地域には花が少ないのです。こんな筈ではない! 花が少ないし、小さいのです。新道との合流点の上にはまだ蕾も見られますが花の数がやはり少ないのです。昨年は咲きすぎだったのでしょうか。

ガスがゆっくりと流れる桧洞丸山頂では数組が休んでいました。私達もここで昼食休憩。朝のバスの様子から登山者は少ないと予想していたのですが、桧洞丸−ツツジ新道は少人数のパーティが2−30組ほど見られました。メイン登山道なのですね。

ツツジ新道を下りますが依然ガスの中。ツツジの花は少ないままです。でも少し下った一カ所だけはやや多く花も大きいようです。そこで休んでいるパーティに上の方を聞かれましたので、ここが一番きれいと答えたらがっかりしていました。初めて登られる方は結構感激していましたが。

下る途中からガスははれてきます。ゴーラ沢に出て振り返りますと、今下ってきた山腹の上部は依然としてガスがかかっています。
元同僚が撮影した二弁の水芭蕉
仏焔苞とかいって日光駒止湿原のごく一部にのみ植生
ゴーラ沢出合から下ったところで珍しい動物を見ました。黄色でイタチよりやや大きい動物です。河原の方に歩いて行きましたが貂の仲間かも知れません。動物と言えばテシロノ頭の手前で、行き交った人に教えられて斜面の下の方を走るリスも見ました。今日は平日で人出も少なく、しかも曇り空ですから動物達も出やすいのでしょう。

西丹沢教室バス停手前で何時もビールを買います。レギュラー缶が@260.これがバス停前の自販機では@300.

自然教室は休館でしたので駐車場前の段差のある通路に腰を掛けてビールをゆっくり飲んで16:10のバスを待ちました。飲んでいる間にバスを待つ人、自家用車で帰る人、今日は本棚、明日は桧洞丸に行く三重から来たツアーのグループなどが往来します。朝は少なかった乗客も夕方は10人程でした。

話はとびますが、27日(日)は西丹沢の山開きです。新松田からの臨時バスは6時40分から頻発するそうです。

また、この山行に同行した元同僚が日光で撮影した珍しいニ弁の水芭蕉を掲載しました。

--------------------------------------------- tanzawa report ----------
配信登録と解除は右のシステム(発行部数)で   まぐまぐ(736)  Melma!(96)
発行:不定期  発行者:塚本 宏  バックナンバーは  ご意見・ご連絡は
------------ 丹 沢 通 信 -----------------------------------------------