丹 沢 通 信  No.38  2002. 4. 3.
アセビの道 小丸から二俣へ
アセビの花

4月1日(月)大倉尾根−金冷シ−小丸手前−二俣−大倉と歩いてきました。
昨年の4月7日に小丸−二俣の道を歩いて"アセビ"が多かったことを思いだし、アセビの花見山行です。静かな早春の山行でした。

大倉バス停(7:50)−金冷シ(11:20)−二俣分岐(11:45)−途中昼食−二俣(14:16)−大倉バス停(16:44)

渋沢から2本目の大倉行きのバスに乗りました。往路は7−8人、復路は13人の登山客です。大倉尾根の道でも何人かと行き交ったり、ベンチで一人、二人と休んでいるグループがいたりして、平日ですが予想より多い印象です。

麓は桜が散り始めておりますが、大倉尾根は若葉と鶯の囀りに囲まれ初春の景色です。それが標高900mを越えると木々は黒々と連なり、枝先の芽はやや膨らんでいますがまだまだ小さく、見かけは冬木立です。鳥の声も聞こえません。春から冬へ逆戻りです。
アブラチャン

大倉尾根を歩いて気づいたのはアブラチャンの多いことです。黄色の小さな花房が枝に連なっております(バックナンバーに写真を掲載しております)。帰りの二俣から大倉への林道にもたくさん見られました。

桜も咲いていました。花の大きさが違ったり葉の有無で3−4種類はあると思います。丹沢でおなじみのマメザクラも見つけました。

塔ノ岳の公衆トイレがどうなっているのか気になりましたが金冷シから鍋割への道を辿りました。天候が怪しくなったのです。麓では晴れていたのですが登るにつれて曇って来、ガスも流れるようになりました。冨士は全く見られません。
アセビの花

金冷シから大丸を過ぎて二俣分岐の手前の道からちょっと外れたところで中型の鹿がうずくまっていました。毛がささくれて色が変わっていましたから多分死んでいると思います。12年前も鍋割峠近くで鹿の死骸をみたことがあります。気持ちのよいものではありません。

二俣分岐から南へ下ります。少し下ったところからアセビが群生して見事な花を咲かせていました。よく見ると真っ白の花と、僅かに緑を帯びた花があり後者は花柄が薄赤です。アセビは不思議な花です。麓の公園でも咲いていましたし、標高1200mの山でも咲いています。それとも麓のアセビが園芸種で自生種とは違うのでしょうか。
早春の山肌

二俣への道は尾根道です。階段がありませんから歩きやすく好きな道の一つです。明るい雑木を抜けると薄暗い檜林に入ります。尾根の西側は雑木の素晴らしい春の色です。梢が茜色の木は芽吹きの始めでしょうか。新芽も薄緑というより白っぽい芽です。そして黄色の梢もあるのです。最初はアブラチャンの大きな木かと思ったのですが違いました。どう見ても若芽です。木によって若芽の姿、色が違います。それが集まった山肌は薄い茜、黄、灰白、緑の渾然とした色調で、私の乏しい語彙ではとうてい説明できません。花と同じように芽で木の名が分かったら楽しいと思いますが。

マメザクラ

二俣分岐から二俣までは全く人と会いませんでした。静かな山行でした。私はこれを貸し切りと言っておりますが。二俣からは晴れてきました。

このレポートの最初の部分の行程を見てお分かりのようにゆっくりとした速度です。家内の膝が完治していないのでスローベースです。私は30号に書きましたように昨年9月からストックを2本使っております。家内はこれまでストック1本使いでしたが前回の3月10日の大倉尾根−塔ノ岳往復から2本使いにして大分楽になっています。使うなら2本と、ガイドに教えられていましたがその通りです。別にスポーツショップの宣伝をする訳ではありませんが。

 平日ですから見晴茶屋、駒止茶屋は閉まっています。見晴茶屋の扉に残雪期の登山ツアーの案内が掛かっていました。

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発行:不定期  発行者:塚本 宏  バックナンバーは  ご意見・ご連絡は
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