丹 沢 通 信  No.34  2001.12.5.
日向薬師から大山、ヤビツ峠の道
石雲寺の魚鼓

年輩のご夫婦と一緒に12/2(日)表題の道を歩いて来ました。このご夫婦は年に2,3度私達と低山を歩く程度で山には強くないのです。今回も休み休みの時間をかけての山行でしたが、気がついてみれば900mを登ったことになります。年輩者や初心者にはゆっくりした山歩きも参考になるかと思い掲載しました。
この日は晴れ、大気はやや冷たいのですが風もなく絶好の日和でした。

8:10 小田急線伊勢原からバスで日向薬師に8:27着。8:35頃から歩き始め、11:30見晴台。大山山頂が13:53。ヤビツ峠が14:38。標準時間の約50%増、まことにのんびりした山行です。

伊勢原駅のバス停では大山行が長蛇の列でしたが、日向薬師行きは座席が埋まる程度でハイカーが大部分。日向薬師に降りますとバス停前の広場で30人余のハイカーが準備体操中です。一台前のバスで着いたと思われますが入念な体操です。私達はこの団体をやり過ごして歩き始めます。

先ず日向薬師に参拝。参道の石段が新しくなっていました。平成9年に竣工と書かれていました。きれいに掃除された境内に入りますと何か工事中で作業服を着た人が数人見られました。茅葺きの本堂は国指定の重要文化財。

私が初めて来たのは20年前の初夏、その時に社宝堂を新築中でした。当時は折り紙の千羽鶴とススキで作ったミミズクが奉納されていました。その12年後に来た時は千羽鶴だけ。今回は何も見られません。
日向薬師から下ったところ

境内から宝堂の横を抜けて駐車場の手前から車道を下ります。下ったところが田圃で晩秋の色彩豊かな山村風景が見られました。農家の軒先には大根がずらりと吊されて白く輝いていました。車道は大山に向かう関東ふれあいの道と合流します。

沢に沿った緩やかな登り道を行きますと雨降山石雲寺があります。明るい静かな境内では墓参客が1組通り過ぎれば誰もいません。軒先に古びた1m程の魚鼓が吊され、明るい日差しを浴びて障子に影を落としていました。(写真:表題右下)
石雲寺境内脇の雪国姿の童女石像

やがて「ふれあ学習いセンター」の建物が見えます。この建物は「県立伊勢原青年の家」と言っていましたが3年前に伊勢原市に移譲されて名称が代わりました。書店で山の案内書や地図を2,3点見た限りでは青年の家と、旧称のままです。

このセンターの手前を左に折れてやっと山道です。樹林帯を歩きますが時々樹間から視界が開け、段々と高くなってゆくことが確かめられます。見晴台までの道は整備されたのはかなり前と思われますが殆ど荒れていません。

途中で山林作業の人に会いましたが木を切ったのでしょうか木の香が新鮮です。
  「斧入れて 香におどろくや 冬木立」
          (記憶が定かではないので間違っていたらごめんなさい)

見晴台は北側が開けた道に沿って数基の卓と椅子が並べられています。皆ふさがっていましたが、私達は相席をお願いして昼食です。北方の山肌は針葉樹の緑の中に最後の紅葉が見られます。
ここから家族連れが多くなります。幼児も多く2歳の子も歩いています。また登山支度でない人も多くなります。下社−山頂−見晴台が遊歩コースになっているようです。

見晴台から大山山頂までの道は結構急坂で、しかも荒れています。人が多いのでしょうか。周囲の木々の背が低くなると間もなく山頂です。見晴台から山頂までは何度も休みました。疲れ切らないうちに5分から10分休んで体力の
回復を図るのがよいようです。
阿夫利神社の狛犬首部

山頂の阿夫利神社脇のベンチでコーヒータイム。休んでいると寒くなります。シャツを重ねました。山頂は大勢の人です。
山頂からの下り道から冨士が見えました。逆光のせいでしょうか、白い背景にぼんやりと薄墨の冨士でした。

下社への分岐点を過ぎると人は極端に減ります。分岐点からの下り道は傾斜も緩やかで休憩を1度とっただけでヤビツ峠のバス停に着きました。バスを待っている人は10人余。午後の最初のバス15:51発で帰りました。出発した時は空席があったのですが途中から乗る人が結構多く、秦野駅までに結構時間がかかり着いた時は薄暗くなっていました。

話は代わりますが、12/4朝日第2神奈川版によりますと丹沢山系で11月中に11件の遭難が発生し、2名が亡くなっております。事例を読みますと首を傾げたくなるような登山者もいるようですが、お互いに気をつけましょう。

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