丹 沢 通 信  No.33  2001.11.24.
錦秋の玄倉から塔ノ岳
大倉尾根の植樹されたモミジ

毎年秋、勤労感謝の日前後には鍋割山−金冷シの尾根道の紅葉を楽しんでおります。尾根道の北斜面から白い河原の沢が見えますが、玄倉川上流の鍋割沢と思われます。
今年は紅葉が早いので尾根では遅いかも知れないので麓の方を見ようと、11/23に玄倉から塔ノ岳の道を歩きました。

7:30 新松田始発のバスで玄倉へ。玄倉着 8:17玄倉(8:25)−途中朝食(9:00-9:25)−境トンネル(9:50)−神山峠分岐(10:51)-熊木沢出会(11:38)−尊仏ノ土平(12:03)−塔ノ岳(13:43-14:17)−大倉(16:40)

快晴、電車が秦野近くになりますと半分以上も白くなった冨士が見えます。民家の屋根にも霜がうっすらと降りて朝の冷え込みも感じました。バスは途中の御殿場線谷峨駅からの乗客も含めて一杯でした。玄倉で大部分の人が降ります。丹沢湖の先に冨士が上半分ほど見え、両側の山肌は紅葉です。
玄倉川にそって歩きまが、林道はまだ日差しがなく肌寒い。しかし川の両側は見事な紅葉で丁度見頃です。薄黄色と赤茶色の木々の間に所々鮮やかな赤が混じり変化に富みます。
玄倉からの冨士
 
道端の花も最初はノコンギクの薄紺、ヨメナの白が見られましたが間もなく花は見られなくなりました。小川谷出会の手前で朝食、この間にも数組の登山者、ハイカーが行きました。

ユーシンの分岐を越え、熊木沢出会に近づきますと落を葉した木が多くなり紅葉がめっきり減ります。手許の高度計を見ますと200m程の差で明らかに紅葉が減り裸木が増えました。

熊木沢出会を過ぎますと、箒杉沢の支流を右に大きく迂回して越えるところがあります。この手前の石垣に2カ所「鍋割山60分→」と赤ペンキで書かれています。昭文社の地図を見ますと支流の沢伝いに登った小さなピークから鍋割山に小道(黄茶の点線)が引かれています。この道は気づきませでした。
読者の中に、この道を歩かれた方がおられましたら道の様子を教えて下さい。
玄倉ダム岸の紅葉

尊仏ノ土平で鍋割沢を越えて登山道に入ります。沢の水は全く見られませんが広い河原や、抉られた岸を見ますと豪雨の時の奔流が想像されます。

登山道前で土平から塔ノ岳までの歩道整備工事の看板が見られました。塔への道を辿りますと数カ所にヘリで荷揚げされた資材が見られました。塔まで50分のところで工事現場に出会いまして作業されている方に聞きましたら年内に完了予定とのことです。後で調べましたら本通信第29号で報告しましたNo.2の工事です。工事現場から先は新しくなった木の階段や土止めされた道を通りますが気持ちの良いものですね。

2年前に同じ道を通りました。その時は塔ノ岳手前は相当荒れていましたがお陰で整備されました。水場もきれいになっています。

土平から塔ノ岳までの道は。樹林帯を歩きますが葉が落ちて明るい道です。始めはジグザクに登りますが塔の手前の1時間は急傾斜もあって結構きつい道でした。塔ノ岳山頂には数十人が休んでおります。いつもは中高年が多いのですが今日は若い人が多く心強いことです。ここで遅い昼食ですが風が強く冷たいのに閉口しました。

尊仏山荘の横に工事現場があります。前に報告しました公衆便所の設置です。完成は来年3月末と看板に書かれていました。

尊仏山荘の花立さんに伺いましたら塔ノ岳山頂は国定公園内の特別保護区内なので規制が厳しく公衆便所の設置場所がなかなか決まらず、尊仏小屋が借りている敷地の一部を提供してやっと工事になったそうです。そのため予定していた尊仏小屋の改築を延期されたとのことです。
花立尾根からの冨士

塔から少し下ると風も感じなくなりました。花立の手前から冨士が見られます。晴天ですが靄がかかっています。霞んだ山なみの上は霞か靄が厚く棚引き、その上に白い冨士が浮かんでいました。何時も見る冨士と変わった淡い幻想的冨士でした。

大倉尾根の堀山ノ家から見晴小屋まで植樹されたモミジは丁度見頃です。玄倉の鮮やかな紅葉と比較すると綺麗とは言えませんが、夕日に映える紅葉はそれなりの美しさです。(写真:表題右下)
大倉尾根は決して易しい下り道ではありません。この道を黄色の帽子を被った子供2人が駆け下りるのです。7歳と5歳の兄弟で、聞きますと初めてのコースです。親より先に降りているのです。山道を歩き(走り?)慣れている様子で、この子達はどんなアルピニストになるのでしょうか。

塔ノ岳−丹沢で紅葉が始まっていると前号でご紹介してから約40日です。この間、私達夫婦は雨飾山、中禅寺湖南岸の社山、日光白根、南八ガ岳の編笠山と紅葉を巡ってきました。そして又丹沢山塊の紅葉です。紅葉は高度、場所によりますが結構長く楽しめますね。

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