丹 沢 通 信  No.32  2001.10.14.
秋化粧を始めた丹沢山
塔から丹沢への尾根道の紅葉

前回歩いた時はまだ青々とした山でしたので紅葉は全く期待していなかったのですが、昨日行って紅葉が始まっておりましたのでびっくりしました。20日程の間に自然は様変わりですね。

6:48 渋沢始発のバスで大倉へ。 大倉(7:22)−塔ノ岳(10:42-11:02)−丹沢山(12:03-12:30)−塔ノ岳(13:33-47)−大倉(16:10)

いい時期ですから登山者が多いかなと思ったのですが朝のバスは座れない人が数名で予想よりやや少ないかな、という感じです。この感じは塔ノ岳山頂でも同様でした。

大倉のバス停には関西から中型のバスで来ている団体がおりました。私達が朝食を食べている間に出発しました。私達がバスの側を通るとき、運転手さんに伺いましたら今日は小屋泊まりで明日ここに迎えにくるとのことです。

 ”関西からバスを仕立ててやって来る。丹沢はそんなに有名? 
 ”泊まるのは蛭ケ岳山荘かしら
 ”同じ所に戻るのはもったいないね。

というようなことを話しながら歩き始めました。空は青空100%、暑くもなく寒くもなく絶好のハイキング日和です。
塔から丹沢への尾根道から東側山腹を見る

大倉尾根に出ると、紅葉になった木が樹林の中であちこちで見られるようになります。冒頭でも述べましたが秋の到来に驚きました。今年は秋が早いのでしょうか。

尾根の木の間からわずかに見える冨士の冠雪が消えていました。やや霞んでいます。前回の報告では「透明な空気」と書きましたが今日は「半透明の空気」です。

塔ノ岳山頂では30人程度、ここで果物を食べて丹沢山へ出発です。塔から丹沢への道は好きな道の一つです。この尾根道では紅葉した木多くなります。木のよっては葉が完全に落ちた木もあります。すでにに秋なのです。道で会った人に挨拶しましたが、先週も来られて紅葉が見られたと話されていました。

日高から先は笹原に古い樹木が疎らに生えています。樹高がそれほど高くないのは冬の気象の激しさからでしょうか。
ナナカマド

日差しが陰って、薄いガスが出ます。空の半分は黒くなって心配しましたが、そのうちに青空が広がったりの複雑な天候に変わりました。

竜ケ馬場の手前と丹沢山の手前に木道が作られています。この木道は何時作られたのでしょうか。桧洞丸の西側木道もそうですが登山道が荒れる前に予防的に設けられたのでしょうか。

丹沢山頂では6人程の人が小屋前のテーブルで食事をしたりして休んでおりました。私が食事を終えて出発する頃は10人程に増えていました。私の気づいている範囲では宮ケ瀬方面から1人、蛭ケ岳方面から1人です。
マユミリンドウ

帰り日高の先で道の左側(南側)の笹原がざわつきびっくりしましたが、1頭の角のない鹿が頭を出しました。そして道を巻くようにゆっくりと跳んでゆきました。その後から見事な角を生やした鹿が後を追いかけてゆきました。鹿がゆっくり跳躍する姿はなかなか優美です。

塔ノ岳に戻り尊仏山荘に挨拶、ここには写真を入れて印刷した丹沢通信を置いて頂いております。ご主人の花立さんのお話では夜になると山荘の周りには沢山の鹿で賑やか、ちょうど発情期だそうです。

 ここで脱線−−−
       奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の 声聞くときぞ秋はかなしき

ご存じのように百人一首です。発情期の鹿と知らないで作者は詠み、そして私達も知らないで読んでいたと思います。

丹沢からの途中でザックを小屋に置いてきたという10人程のグループに会いましたので尊仏山荘のお客かと花立さんに伺いましたら、花立山荘のお客で、足に自信のないグループだそうです。半数の人は塔から引き返したそうです。
なお、尊仏山荘の花立さんと、花立山荘は同じ花立ですが関係がありません。

さいたまの読者から鍋割山一泊の様子を教えて頂きました。その中に山中の花としてアザミとホトトギスと書かれていました。そのとおりで花の淋しい季節ですが、丹沢山への道でリンドウを2株見つけました。リンドウは種類が多いので同定できませんが花はイイデリンドウに似ております。
帰りの大倉尾根からは冨士が全く見えなくなりました。

 次はお知らせです。
1.神奈川県山岳連盟主催の第17回県民登山(ハイキング)が行われます。
 期日11月3日(祝)
 場所 表丹沢(大倉・三の塔)
 コース Aコース お花と植物を学習(徒歩約4時間)
     Bコース ピークハンティング(徒歩約6時間)
 参加費 1名1000円
 申込締切 10月28日
 問い合わせ先 神奈川県山岳連盟 電話&FAX 0463−88−7552

2.北丹沢山岳センターからの図書出版のご案内です
 「不破哲三と北丹沢を語る」不破さんと6名のパネリスト達のトーク集
 12月出版予定  ¥500.送料2冊まで¥160.
 問い合わせは杉本憲昭さん迄 電話0426−87−4011

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