丹 沢 通 信  No.21  2001. 3.23.
春霞の塔ノ岳
茜色のモミジの新芽と若枝
大倉尾根にて(3/20)

3/20(火=祝)に登りました。久しぶりの塔ノ岳です。10日前に仏果山、経ケ岳から塔を見ましたが、塔からこれらの山がどう見えるか楽しみです。

先ず行程記録です。
大倉バス停(7:15)−一本松(8:42)−堀山の家(9:31)−ベンチ(9:58-10:10)−花立山荘(10:42-10:47)−塔ノ岳(11:24-11:58)−花立山荘(12:32)−一本松(13:36)−バス停(14:35)

小田急渋沢駅始発のバスに乗りましたがほぼ満席でした。17,18日の天気予報が悪かったので今日は多いのでしょう。バス停前の大倉山岳スポーツセンター前の広場で朝食、いつも寄ってくる猫が見えません。寒いからでしょうか。じっとしていると風が冷たいのです。私達も震えて早々に歩き出しました。

観音茶屋のすぐ上で道は二手に別れますが今日は往復とも左手の「大倉高原山の家」を経由する道をとりました。この道は見晴らしが良いのですがやや長いようです。標識では同じ時間で書かれていますが2,3分ほど長く感じられます。山の家の先のキャンプ場には小さなテントが珍しく1張残っていました。ここは丹沢では数少ない幕営場です。

木々はほんのちょっと芽吹いただけです。その中でダンコウバイ(檀香梅)だけが黄色く咲き始めていました。
大倉尾根には秦野市が音頭をとりボランテァによってモミジが約1,000本植えられています。十数年を経て立派に育ち秋の紅葉を楽しませてくれます。このモミジを遠くから重ねて見ると、ぼおっと茜色に霞んでいます。近づいて見ると数ミリの新芽と若い枝(多分昨年に伸びた)が茜色でした。(写真:表題右下)
春霞の富士

大倉尾根に出ますと左手に冨士が見えます。殆ど真っ白で、バックの白っぽい空に溶け込むようでした。上空は晴れているのですが山の方の空は靄でしょうか、春霞でしょうか白っぽい空でした。

家内はニュージーランド以来の山歩きということで最初は苦しがっていましたがこのあたりにになると体が慣れて完全に復調し快適に歩きます。逆に私は前日のゴルフの疲れが残っているのか2度休憩です。写真を撮ったりして遅くなったこともありますが往路4時間10分はゆっくり、ゆっくりでした。

山頂近くなると残雪、溶けた残雪が凍った氷盤、そして溶けた水でぬかるんだ道が多くなります。
雪の残った道に木が1本横倒しになっていました。自然公園指導員の腕章をつけた方がザックから鉈を取り出し枝を払って道を確保されました。前に書きましたがゴミ拾いなど多くのボランテァの活動によって、私たちは快適なハイキングを楽しむことが出来ます。

山頂には50人ほどいました。冷たい西風が強く殆ど全員が山頂の西側で、しかも西を向いて休んでおります。小屋の手前には雪は広く残っていました。
ダンコウバイ

山頂から仏果山、経ケ岳を見ます。ぼーっと霞んでいますが方向と山の形、定かではありませんが山の後ろが平野に見えることから当たりをつけ、山頂の案内板で確認しました。全体に霞がかかり写真には撮れませんでした。今まで何度もみている光景ですがこれまではただ眺めるだけ。自分が歩いたりして特に関心を持つとしっかり見るようになります。

登っていると、その山の姿は分かりません。それを後日別の山から見ると、前に登った山の姿が分かります。そして登頂経過も思い出します。山の楽しさの一つはAの山に登って、前に登ったBの山を眺め、次ぎに登るCの山を観察する。後日Cの山からAを眺める、というつながりにあります。
往路で見られた冨士も、復路では霞の溶け込んで全く見えません。風が強くなって予報どおりでした。

帰路の階段の道で自然公園指導員の方に追い越されましたが、「丹沢の山は全部階段になってしまうのかしら、せめて皆さんが道以外を踏まれないように」と言われました。
私が丹沢を歩き始めた20年前には登山道のあちこちは深い溝の底でした。雨水で土砂が流れてしまうのです。近年では石を入れ、階段を設け登山道を確保して頂いております。階段の道は味気ないし、歩きにくいのですが人工の道も止むを得ないのでしょう。

山麓からバス停までの道で農家の無人販売台を覗くのも家内の楽しみの一つです。今日の買い物は水菜です。関西では鯨と炊いて("炊く"は関西の言葉で関東のことばでは"煮る"です)ハリハリ鍋にしました。鯨の代わりに豚と油揚げで美味しい鍋になりました。

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