丹 沢 通 信  No.20  2001. 3.13.
仏果山と経ケ岳−丹沢山塊を東から見る
経ケ岳山頂近くから見た仏果山、 下りが結構急でしたが、山容を 眺めれば肯けました。

暖かくなって久しぶりの山行−−いやハイキングの報告です。
3/10(土)晴れですが空気は冷たく、昼頃から雲が広がり風が強くなりました。まずまずのハイキング日和です。

行程を示します。
本厚木8:15(バス)−野外センター前(8:54)−仏果山(10:32-11:06=食事休憩)−半原越(12:21)−経ケ岳(12:51)−半原越(13:14)−リッチランド前(13:54)−坂尻バス停(14:20)−本厚木(バス)

天気予報では寒いと言われていましたがハイカーが結構多くてバスを降りたのは10人ほどでした。バス停の名前は昭文社の地図では「愛川ふれあい村入口前」になっています。序でですが本厚木からのバスは野外センター前を経由半原行きと、田代経由半原行きの路線があります。後者の方が便数が多いのですが野外センターからちょっと遠い「撚糸(ヨリイト)組合前」が登山口になります。

ハイキング道は途中で高取山への道と別れます。一度林道を横切りますが仏果山までの道は尾根道で細い丸太で階段が作られ割合整備されています。
北・東の視界が開け愛川町や丘陵のゴルフ場などが見えます。西は高取山に連なる尾根が見えます。
山麓から山頂近くまで霜柱が見られました。残雪もほんのちょっと。

山頂には展望台があり、樹木の上から四方の展望が開けます。尾根道からでは見えなかった宮ケ瀬ダムが直下に見え、その上は丹沢山塊を東側から眺めることになります。南の大山から北の蛭ケ岳までの雄大な景観です。東側から全貌を眺めるのは初めてでそれぞれの山の高低がはっきり分かります。

蛇足ですがこの展望台にはアマチュア無線の自動中継局が敷設されていて、説明を見ますとサービス範囲は関東平野一円となっていました。当日もコールサインをさかんに送っていた方が二人いましたので障害物の少ない絶好の場所なのでしょうか。

展望台の周囲には数組のハイカーが出たり入ったりで寒い時期としては多いと思いました。ここから下ります。
山頂の標識は展望台のある場所から少し南の岩にあります。しかし、そのちょっと先の方が僅かに高いように思いますが。

仏果山から南下する道はやせ尾根で小さなピークを幾つか昇降する急坂が暫くあります。後で経ケ岳から仏果山を見ますと結構尖った山でした。
経ケ岳山頂ちかくから見た丹沢山塊の北半分、残雪が多く見られます。左(南)から塔ノ岳、日高、竜ケ馬場、丹沢山、不動の峰、円山木の頭、蛭ケ岳、本間ノ頭と続きます。
蛭ケ岳は北半分が白く、手前の本間ノ頭と円山木ノ頭の間から見えます。
半原越の林道に降りると工事の車が数台ありました。林道を横切って経ケ岳への道を辿ります。階段が続きやや急な道です。山頂近くなると丹沢の展望が開けます。風は強くなり寒く、経岩、山頂を見て早々に降りました。

半原越に戻って坂尻までは残念ながら舗装道路です。車が少ないのが救いですが1時間は嫌になります。途中のリッチランドから先にはログハウスのレストランや喫茶店が3軒ほど、ほかに売却物件の札がある3階建ての建物、更には中断されて相当日数がたっている建設途中の建物があります。足の便も良くない場所で客が多いのでしょうか、余計な心配ですが。

坂尻からのバスの便数は1時間に1−2本で約30分待ちました。
久しぶりのハイキングで気持ちのよい一日でした。歩行時間ははぼ標準時間でした。
この道は「関東ふれあいの道」の一つです。「関東ふれあいの道」は「東海道自然歩道」から始まって「九州自然歩道」「中国自然歩道」「四国自然歩道」の順に作られ、5番目に出来ました。関東7都・県1,667km、一日行程のコースが144設定され、神奈川県には17コースがあります。県自然保全センター自然公園課( 046-248-6682)に申し込めば送料390.で資料を送って貰えます。私が歩いたのは12番コース「丹沢山塊東辺のみち」でした。

昭文社の地図ではこの「関東ふれあいの道」は太い赤線で書かれています。地図には書かれていませんが半原越−経ケ岳の道にも「関東ふれあいの道」の標識がありました。セインターから送っていただいた資料の地図にも書かれていません。まあ、どうでもよいことですが。

このコースをこれから歩かれるのでした帰りのバスの便が多い半原に抜ける道をおすすめします。仏果山へは登りが急ですが下りは緩やかです。
丹沢山塊の展望が良いのは経ケ岳です。仏果山前後の道は尾根道ですが樹木に阻まれて見えません(今なら葉の出ていない木の枝の間から見られますが)。また高取山を経由などサブルートやエスケープルートが幾つかあります。

仏果山山頂から南15分の所に「→馬渡バス停」と書かれた標識があり左(東側)に下る道がありました。昭文社の地図では秋葉社(神社)経由の道が二股になって点線で書かれています。この道を歩かれた方がおられましたら道の状態をお教え下さい。これも一つのエスケープルートなのでで。

丹沢通信12,13号で蛭のことを書きましたがまた蛭の話二つです。
一つは”多摩のハイカー”さんという読者からのメールで、お許しをえましたので掲載します。

私が(蛭に)出会ったのはいずれも沢登りでしたので、一般的でないのですが。東丹沢は蛭があちこち居ます。沢筋が多いのですが、夏に御殿森ノ頭で大量の蛭に遭遇した報告が別のMLでありました。
今までに私が蛭にご馳走したのは3回です。早戸川本間沢(ここは確実にたかられます)塩水川堂平沢 タライ小屋沢ヤゲン沢煤ケ谷の上流、谷太郎川不動沢はおそらく居ますが、私は行った事がありません。ただどこの沢にでも居るわけではなく、不動沢の隣の鳥屋待沢、大小屋ノ沢ではたかられませんでした。
私と家内は1997年7月に塔−丹沢−円山木ノ頭−本間ノ頭−御殿森ノ頭−宮ケ瀬と歩きました。ここは皆さんのお話では蛭の多いところですが、その時は気づきませんでした。蛭が人見知りするとは思えませんので、それ以後急に増えたのでしょうか。

もう一つは仏果山山頂で一緒になった方の話です。蛭対策は塩を靴下に擦り込むのが一番利き、地元の方もやっているそうです。過去の通信を調べましたら13号で新倉さんが「地元の方は家の周りに塩をまいています」と連絡されています。やはり塩がよいようです。
その方のお話では近年蛭が増加しているが鹿の増加によると地元では見ている、仏果山周辺には蛭がいないが鹿を年に数頭駆除しているからでしょうとのことです。

鹿と言えばこのコースのほとんどは鹿除けの柵に沿っています。柵をくぐる扉が数カ所ありますが、完全なのは半原越に近い2箇所だけで、残りは破損しています。駆除しているので鹿の食害がないのでしょうか?

話は変わりますが、ニュージーランドのトレッキングの通信18号をご覧になられた読者の方から、計画中で参考になったとお便りを下さいました。その方は70歳と書かれていましたので、69歳以下の年齢制限があります、しかし現地のツアーでは74歳の方がおられましたので何か便法があると思いますのでお調べ下さいと返信しました。

私がお世話になった旅行社アトラストレックに照会した結果を書きます。年齢制限はトレッキングを運営する会社の規定で、制限を越えた方からは健康診断書を提出して貰い、これを翻訳、提出して許可を受けるとのことです。実際に歩いて何故年齢制限かと思います。丹沢のバカ尾根を歩ければ全く問題 ありません。老いも中年も大いに行こう!

ニュージーランドのトレッキングの話の序で一言。
私(と家内)の山行はホームページのHIROSHIのページに写真を主にアップしております。従ってニュージランドのトレッキングのことは遅れましたがHIROSHIのページに掲載しております。

丹沢通信は丹沢と箱根など近隣の山の情報を目的としています。18,19号に場違いのニュージーランドトッレキングのことを書きましたのは、あまりも日本の登山や山岳旅行と違うので、こういうトレッキングもありますよ、ということで広く知って頂きたく掲載しました。

読者の方から山小屋の様子を聞かれたりしましたことも理由の一つです。従って丹沢通信では小屋とか道、ツアー運営の状況などを書きました。HIROSHIのページは山行記録です。目的が違いますので内容が重複していません。HIROSHIのページもどうぞ。

ついでにもう一つ。
ホームページのトップページの模様替えを行い、リンクのページを加えました。ご参考になればと思います。

--------------------------------------------- tanzawa report ----------
配信登録と解除は右のシステム(発行部数)で   まぐまぐ(654)  Melma!(71)
発行:不定期  発行者:塚本 宏  バックナンバーは  ご意見・ご連絡は
------------ 丹 沢 通 信 -----------------------------------------------