丹 沢 通 信  No.16  2000.11.26.
鍋割山から大倉へ---麓は紅葉、尾根は冬木立
二俣への林道から見た対岸

前回鍋割山に登ったのは10/8でした。その後は色々なご縁で新潟の八海山、関西の伊吹・御在所岳、群馬県裏妙義の谷急山(群馬県)とあちこちを歩いていて丹沢を留守にしていました。紅葉が気になっていましたので慌てて登りました。

大倉(7:32)−二俣(8:53-9:11)−鍋割山(11:12-30)−小丸(11:56)−二俣への分岐(12:02-25)−金冷シ(12:45)−花立山荘(13:00-06)−途中のベンチ(13:28-42)-堀山ノ家(13:57)−大倉(15:30)

渋沢駅を7:12発のバスに乗ったのですが、乗客は座席の8−9割程度で祝日なのに少ないのは予想外でした。同様に鍋割山山頂でも尾根でも人が少なかったのです。それが帰りのバスは登山者で満員で何処から湧いたのかと不思議でした。

天候は曇り、空気は冷たいのですが風が殆どなく、歩きやすい日でした。下山したら晴れてきました。
3日前に雨が降ったせいでしょうか、二俣では沢の水が多く飛び石伝いにやっと渡りました。ここで朝食の半分を食べている間に2パーティが沢の渡渉を諦めて沢の手前から小草平方向に行かれました。

雨で登山道がぬかるでいることを覚悟していたのですが、落ち葉の敷きつめられた道は汚れていませんでした。
紅葉の季節ですが曇天のせいか今年は色がさえません。紅葉の道は二俣への林道から鍋割山山頂近くまで続きます。この尾根道の途中から富士山が見えるはずですが今日は駄目でした。
鍋割山につきますと樹木は一変します。黒々とした幹と枝だけです。もう冬木立です。そして薄いガスが流れてきました。

小屋の前で休んでいる人は十人余でしょうか、いつもより少ないようです。名物の鍋焼きうどんを注文している人が結構いました。私も食べたことがありますが¥900.で具が多く美味しいですよ。
小丸付近の尾根から北方玄倉川上流の斜面、殆どの樹木が落葉しています。

金冷シまでの道は冬木立の中です。おまけに今日は曇りですから墨絵の世界です。二俣の分岐点の近くで昼食休憩。ここでポットの湯でお茶を煎れようとしましたが大失敗、持参した粉末の煎茶が不味くてまったく飲めなかったのです。
山ですと大概のものは美味しのですが、これは記録的不味さでした。山に持ち込む前に必ず味見をしておくべきだったと後悔しました。

大丸までの道でブナの実を見つけました。数個拾って殻を割りましたが全部空でした。数年間に年輩の登山者から教えられて拾った時は半分は実が入っていたのですが。この実はそのままでも、煎ってもウイスキーのつまみになると教えられました。
マユミの実

堀山ノ家の上方の見晴らしのよい尾根に置かれたベンチで休憩しました。マユミが赤い実をつけております。今は葉がありますがもう少し経つと葉が落ちて、真っ赤な実だけがまるで花のように初冬の青空に映えるでしう。この実はかなり長い間枝についたままで、最後には萎れてしまいます。摘ってみますと、皮と種だけで果肉が殆どありません。多分小鳥も啄まないのでしょう。

今日の見どころは大倉尾根のモミジです。昭和59年から5年間(本通信2号で3年間と書いたのは誤り)に見晴茶屋から堀山ノ家まで1,051本、その他地域を含めると2,800本余のモミジが秦野市の主催でボランテアによって植えられました。10年余を経て見事な紅葉の道になって私達を楽しませてくれます。
大倉尾根の登山道両側のモミジ

今年は秋が暑かったせいでしょうか、紅葉がもう一つはっきりしません。青葉を残す枝もあれば枯葉になった枝もあります。数年前の真っ赤な紅葉が目に残っていますのでちょっと残念です。

大倉に着くのが遅くなりました。道の両脇に野菜などの無人販売スタンドに一々つき合っていたからです。漬物の美味しいスタンドもあります。弁当などがなくなって軽くなったザックが、野菜で重くなって帰途につきました。

話は代わりますが、前に読者の方から丹沢で幕営の可否を尋ねられました。調べたことを書きます。
昨年"山と渓谷社"から出版された「丹沢を歩く」のp.134に下段に「・・・烏尾山山頂や大倉高原などで張ることができる。・・・小屋の管理人の許可を取ってから・・・」と書かれています。
それで県自然環境保全センター(046-248-0323)に聞きましたら国定公園内では原則禁止で、学術的目的とか伝統的祭祀などであれば許可するとのことです。

上記本に書かれている鳥尾山山荘に聞きましたらやはり不可の回答でした。
大倉高原山の家に聞きましたら幕営可能とのことです。「国定公園内は禁止と聞いていますが」と質問したら「特定地域外なので問題ない」とのことです。

大倉から二俣への林道の途中に、四十八瀬川の幕営禁止区域が表示されています。その区域外なら幕営可能かと上記センターにききましたら、それは河川法による指定で国定公園内では別の法規に拠るとのことでした。
各法規との関係、国定公園内に地域指定など、電話照会では分かり難いのでこれ以上の調査はしておりません。読者の方でご存知の方は教えて下さい。

来週は初級者のグループと陣馬山に行く予定です。18年前に行ったきりですから印象も残っていません。最近行かれた方がいらっしゃたら情報を教えて下さい。

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