丹 沢 通 信  No.15  2000.10. 9.
鍋割山から塔、大倉へ---赤いヤマボウシの実
墨絵の様な富士山です。花立近くから撮影。

今回は10/8(日)に歩いた私達夫婦の訓練用定番コースのご紹介です。
大倉(7:35)−二俣(8:54-9:12)−後沢乗越(10:00)−鍋割山−塔ノ岳(13:00-13:10)−大倉(15:30)
記録用にテレコを使っているのですが、これが操作エラーで失敗。時間記録は僅かな記録と、残りは記憶で書きました。

天候は薄曇りから曇り、塔ノ岳では一時ガスがかかりました。降らなかったのが幸いでした。やや肌寒いのですが半袖で歩くに丁度よい気温でした。渋沢からのバスは一杯でシーズン到来を思わせます。

二俣に行く林道で尾関先生の記念碑のちょっと先の道から左前方下に大きな建物が見えます。今回気がついたのですが、かなり荒れているようです。地図で見ますと県立登山訓練所のように思えますが、違いましたらごめんなさい。

二俣での朝食もいつもの決まりです。ここまでに適当な場所が見当らないので空き腹を我慢して来るのです。小さな流れを前に座って朝食を摂ります。後ろを多くのハイカーが行きました。

今回は小学校以下の子供連れが多く見られました。子供達の方が親より強く、先に行って時々親を待っているケースが見られます。未来の登山家が元気なのは心強いですね。

鍋割山手前の尾根で西側に視界が開ける場所がありますが、ここから見える富士はまるで墨絵でした。曇天で霞んでおり、近くの山はやや濃い影、遠くなるにつれて影が薄れ、富士は霞の中に淡く浮いていました。
大丸付近のブナです。樹木全体の葉が少なくなって空が望めます。

鍋割山から金冷シまでの尾根道は好きなコースの一つです。起伏はありますが道の北側のブナの巨木など鬱蒼とした樹林帯が好きです。深山幽谷に来たような感じで落ち着きます。でも今回は何となく透けて見えるのです。木を見ますと殆ど紅葉はしていないのですが葉が少ないのです。道には落葉が敷き詰められていました。

鍋割山山頂では70人ほど、塔ノ岳では100人ほどの人でした。塔ノ岳はいつ来ても大勢の人です。
塔ノ岳の直前でガスがかかりはじめ、山頂では冷たい風が吹いていました。風はまさに秋の風でした。 塔ノ岳の直下で中、小型の鹿4頭を見ました。1頭は道から離れて草を食み、3頭の群は私達が通った後の道を横切ってゆきました。これまでは餌を求めて人に寄ってくることがありましたが、最近は寄らなくなりました。と言っても人間を恐れているの様子はありません。「人は人、鹿は鹿」の大人の関係(?)になったようですね。
鹿の食害とか蛭を運ぶなど言われるようになりますと、これまでのように単純にただ可愛いとは言っておられませんネ。

花立山荘直下の尾根道の両側には稙栽回復のための囲いがあります。いつ見ても貧相な樹木で心が痛みます。今年5月の植樹(後述)直後に通りましたが、その時はかなり密に植えられていたと記憶しておりましたが、今日見たところでは気のせいかまばらでした。
ヤマボウシ
季節のせいでしょうか花の種類が少ないなりました。その中で薄い紺色のノコンギクが下の方で多く見られました。中腹より上になると白い花しか見られません。高度による咲き分けなのか、別種なのか分かりません。ご存じの方は教えて下さい。

花は少ないのですが、秋らしく実は豊かでした。最初に気づいたのはヤマボウシの赤い実です。街路樹に植えられているヤマボウシの実は黄色ですがここでは濃い赤です。ゴルフボールみたいに表面に丸い模様があり甘い果肉です。この実が食べられることを教えてくださった方は「バナナ」に似ている味と言われましたが・・・春には白い花で私達を楽しませ、秋には赤い実で目と舌を喜ばせてくれます。

そしてナナカマドです。葉はまだ緑ですが、これが赤い実を一層引き立てます。
ナナカマド
期待していたマユミは赤く弾けた実もありましたが、大部分はまだ固い実のままでした。葉が全部落ち、青空の中に、真っ赤な実だけが鈴なりになるのはまだまだ先のようです。

「県のたより」10月号によりますと、11/5(日)=雨天の場合は11/12 に「丹沢の緑を育む集い」(秋の植樹)の150名の募集があり、大倉尾根に植樹します。この通信第2号、第3号に掲載しましたが孫仏祭りの5/14に(春の植樹)が行われました。このときは200名のボランティアが参加しています。当日尾根道ですれ違った人の話では参加者の脚力はバラツキが大きいとのことです。もし11/5に大倉尾根を登られるなら8時前に大倉を出発した方がよいでしょう。

10/4-5に尾瀬に行きました。丁度草紅葉がきれいな時期でした。尾瀬の木々が紅葉するのは中旬でしょうか。写真をWebページに掲載しております。
  http://www2s.biglobe.ne.jp/~tsuka/hiro/2000x04/2000x04.html

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