丹 沢 通 信  No.11  2000. 9.22.
まぼろしの大滝---名瀑100選の早戸大滝

少し涼しくなったと思ったらお彼岸ですね。
今日は読者からの情報を2通お届けします。早戸大滝探索と宮ケ瀬の蛭の話です。

第6号で日本の名瀑100選に丹沢の早戸大滝が選ばれていること、場所は地図上では丹沢山のほぼ北方1.5kmとお伝えしました。昭文社の地図では「まぼろしの大滝」と書かれ、丹沢−本間の頭の間の尾根道から滝に小道が通じていますが「踏跡不明瞭」と注書きされています。

一方川下からは丹沢観光センターから赤の実線と点線で道が書かれていますが、同センターに電話で照会したところでは標識の案内もなく相当難しいとのことでした。序でですがセンターのある本間橋から上流の伝道まで林道が書かれていますが、その途中の魚止橋までも車は行けないとのことです。

このように素人ではちょっと近づき難い滝のようです。それを第4号で「玄倉の様子」を書いてくださった松隈さんに「この早戸大滝はご覧になったでしょうか。」とお尋ねしたところ、実際に歩かれて以下のお便りを頂戴しました。

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9月15日(金曜日)の敬老の休みに、早戸川の大滝見物に出かけてきました。天気予報での報じる週末の天気予報を信じて連休の遠出をキャンセルしたばかりでしたが、同日の早朝が太陽が眩しい快晴の日和だったのですから、塚本さんのメールを思いだし、つい山支度をしてしまいました。

日本の滝100選にあがるから、散策に出掛けるようなイメージにしていたのですが、やはり、別名を『まぼろしの滝』と言うだけあって、滝はまったくの『秘境』の地にありました。

当日の記録は次でした。
魚止め橋(曇り)S9:30--P9:45伝道--A10:20雷平(霧雨)S10:30--A11:20(霧雨)大滝S11:25--A12:30大滝上無名ピークS12;40--P13;05瀬戸沢ノ頭下(三峰稜線)--P14:06(霧)本間ノ頭--A14:10本間ノ頭下 S14:20--15:30(晴れ)丹沢観光センター15:50--16:03(晴れ)魚止め橋(帰途)
  尚、時刻は24時制で、Aは到着、Sは出発、Pは通過です。

また、ご質問の大滝越えを試したみましたが、ルートはあるような無いような、はっきりしてませんでした。 先行者の残した目印(テープなど)を見落とさないように進めば三峰稜線に出ることができます。 昭文社の地図に点線で記された『小道』が目安です。

私の所要は大滝から稜線(途中無名のピークで休憩を入れて)まで、1時間半でした。 また、このルートの下りはルートファインディングが難しそうでしたので、下りは本間の頭から丹沢観光センターまでのコースを取りました。
  このコースも注意が必要で、後でセンターの人に聞いたところ、遭難が何件かあり、昨年は死亡事故もあったとのことです。 ルートの途中に観光センターの看板(指導標)があるのですが、中腹の斜面でルートを探すのに手間がかかりました。

****迷いやすいです:目安は本間沢側の斜面。鳥屋金沢(右斜面)は危険。
  ところで、丹沢観光センター入り口の林道際に津久井署の登山者カードポストがありますが、そこに用意された登山者カードにコースのルート図が掲載されています。 お出掛けの節は、要チェックです。
先行者の目印とか、踏跡から、ルートを外さないようするので、目をキョロキョロしどうしでした。
  以上、ご参考まで。
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滅多に行けそうもないとの貴重な記録です。どうもありがとうございます。死亡事故もあったようですから、大滝にチャレンジされる方は十二分にご注意を。

次は野崎さんという方からの情報です。野崎さんは私と同じように山の花に興味を持たれ画像ファイルで花の名の同定を二人でやっております。以下コワーイお話です。
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昨15日に宮が瀬〜丹沢山〜塔ノ岳〜小丸〜二俣〜大倉 と歩いてきました。
宮が瀬側に花を期待したら、案の定色々と見つける事ができました。ツリフネソウ、ヤマトリカブト等 色々と可憐な花を楽しんで来ることができました。
帰って図鑑で調べてるのですが、「イワシャジン」は初めて見たので確認をお願いします。花が光って写ってる様ですが、色は薄い空色です。
   (中略)
ところで宮が瀬側から入ると所々に「ヒル注意」と看板がありますね。案の定 私も彼らにたっぷり献血してきました。途中で休憩した時にズボンの裾を何気無しにめくってみたら、左右の足が血で染まってました。
何と左右のスネ・フクラハギに7〜10個所もあったんです。 昨年友達とここを下った時も私だけがやられてしまい、今回は注意してたんです、それで道をはずさずに、出来るだけ笹や草に触れない様に歩いたんですが、いつもB型の血液を狙ってる様で恨めしい限りです。道が濡れてた悪条件もあったのでしょうか。

それとどんな場所に潜んでるのでしょうか。恐らく踏み跡の落ち葉など 地面にいるのでしょうね。 丹沢で此処以外でヒルにやられた事はなかったんですが、他にどの道にヒルが多いのでしょうか。 また「ヒル注意」とあったらどんな注意が必要なんでしょうか。私みたいに注意して歩いても血を吸われるので、スパッツで防御すれば大丈夫なのでしょうか。
ご存知でしたら教えて下さい。
塚本さんも今の時期にここを歩かれる事があれば、どうぞお気をつけて下さい。
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私は子供の頃、オタマジャクシを掬いに行って入った池で蛭に吸い付かれ、慌てて網の柄で落としたら皮膚に穴があいて真っ赤。痛くはなかったのですが、突然のことでその恐怖は今でも覚えております。オット、これは水蛭ですね。野崎さんのお話は山蛭でした。
野崎さんのご質問は丹沢を歩く皆さんにとっても重要なことなので、読者の方からのご回答をお待ちしております。蛭について少しでも情報をお持ちの方は是非メールでご連絡下さい。もし回答を頂けますならメールに内容か要旨を掲載したいので「転載可」と書いて下さればありがたいのですが。

ご回答を整理し易いように野崎さんの質問に勝手に番号を着けます。
1.丹沢でほかに蛭はいるのか? いるならその地域は
2.蛭の潜んでいる場所は? 草むら、落ち葉の中?
3.「蛭注意」とあったらどんな注意を?
4.(前問と関連しますが)蛭対策は? スパッツで防げるか?
5.その他気づかれたことなど。

私はこの道を数年前に歩きましたが幸いに蛭からご挨拶もなく、蛭からの伝言板(注意書き)も見あたりませんでした。最近繁殖したのでしょうか?
ジャングルでは頭上の木の枝から降って首筋に吸い付くというような話を読んだような気がします。丹沢では足許だけでしょうか?
蛭の連想ですが、丹沢の主峰「蛭ケ岳」の名は宮ケ瀬の蛭とは関係があるのでしょうか。
どうか皆さん蛭についてご存知の方は是非メールを下さい。重ねてお願いします。

松隈さんが早戸大滝を探索され、野崎さんが蛭に献血された15日に、私は尾瀬におりました。尾瀬の写真家花畑さんが「今年は異常に暑い!」と言われていまして、秋が遅いのです。
日誌を調べましたら平成元年も秋が遅く、当時住んでいた京都では紅葉するのはモミジに一部だけで(例えば1本の木である枝だけ紅葉)最後は青葉から枯葉になって落ちました。今年は綺麗な紅葉が見られるのでしょうか。

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