丹沢通信No.130  2009.7.10. △top page
権現山からもう一つの不老山へ △tanzawa report
 何気なく地図を眺めていたら中央線沿線四方津駅北方に不老山があるのに気づきました。先月サンショウバラを求めて 歩いたのが西丹沢県境の不老山です。同じ名前なら歩いてみようと、その辺りを見ると権現山があります。
 この山は前に計画しただけで未だ登っていないので、まとめて歩く計画を立てました。
 権現山はあちこちにあるのは知っていますが、不老山が二つあるのは珍しいと思って国土地理院のWebで検索 すると全国に5山ありました。権現山は86座です。
バスを降りて沢を渡る橋を渡って左の狭い道が登山道

 梅雨の合間をねらって7/7(火)に行きました。上野原駅のバス停では高校生であふれていますが次々と来るバスで いなくなります。静かになったバス停から飯尾行きバスに乗ります。富士急山梨バスの 小さな建物には上野原起点のハイキングコース案内が数種おかれています。 これは登山路への入り口が詳細に書かれていますから便利です。
 バスの乗客は8人、権現山登山口の初戸(ハド)で降りたのは私一人でした。初戸川の橋を渡って農家の間を抜けて 庭先を回って鶴川に架かった橋を渡ります。権現山への小さな標識がたくさんつけられていますが分かりにくい道です。
檜林の尾根道石組みがアーチ型になっている、人工の穴? アワブキムシの仲間?雨降山近くの分岐、登山案内でわかる

 北に突き出た尾根を登ります。地図では単純な線で書かれていますが実際はジグザグの道です。檜林と雑木林が 混在する尾根で、道の傾斜はやや緩やか、そして梅雨の最中ですがどろんこにはならず、しかも丹沢のように 雨で道が掘れていることもなく歩きやすい道です。  途中一カ所だけ緩やかな階段の坂道がありました。今回の山行を通じて唯一の階段でした。  地図では992mの点があり何か目印があるかと探したのですが見つけられず通り過ぎました。 雨降(あふり)山が近づくと道はやや急になります。
↑和見分岐の二つの標識、手前がすみれの丘、奥が権現山と和見。

←雨降山
 ↑社手前の尾根道。
      →
岩を削った階段の先に社、 和見王勢籠神社奥社で祭神は日本武尊


 電波塔のある雨降山から権現山へはなだらかな尾根道です。3,4mの小さなピークを巻く道がありすぐ先でピーク からの道と合流した所で標識を見ると和見分岐でした。
権現山山頂、中央やや左の低い2本の石柱の左が二等三角点

 権現山への尾根道に低いピークを巻く道が3ケ所ほどあります。最後は細い尾根で、その先に岩の 階段の上に社が見えます。社の入り口に「和見王勢籠神社奥社 祭神は日本武尊」の木札がかかっています。 社の中を見ますと神社の由来が書かれています。見えざる神犬が農民の求めに応じて盗賊火難を防ぐという 伝承が書かれており、関東地方のオオカミ信仰に通じるものを感じます。
 社の後ろが権現山への急登になります。標高差約30mで山頂に着きます。着いたら先客が一人いました。 扇山から登られたそうです。山頂には二等三角点があります。山頂から富士の見える南西と山間の 集落が見える北東が開けています。富士が雲の間から山肌をちょっと覗かせていました。

 権現山から和見分岐まで引き返し和見への道を歩きます。かなりの下り道で山腹の道から尾根の道になります。 左右は檜林。林道に下って道を横切って短い急登、林道工事で尾根道が深く抉られた形になっているのです。
 尾根道を進みます。林道を越えてから少し登り、そして少し 下ったので、そこが887mの地点かと後で思いました。この辺りにあるゴウド山があるのですが気がつきません。 そして三叉路になり、真っ直ぐ行けば「棚頭」左に折れれば 「高指山・不老山」の標識があり不老山を目指します。
雨降山から高指山の途中の三叉路の案内標識、ゴウド山と思われる地点付近      高指山山頂
 この辺りの道は両側から草や笹がやや茂っています。緩やかな起伏のある登り道が続くと高指山です。 なだらかな山頂で新しい標識とベンチが置かれていますが、周囲は樹木で視界が利きません。
 不老山へは尾根の下り道です。最後に昇降を3回繰り返して登った先が不老山です。
不老山頂から南の展望、ゴルフ場や四方津ニュータウンが見える
 山頂から西南側の展望が開けてます。高速道路の先にゴルフ場、その奥に四方津ニュータウンでしょうか 大規模な住宅地が見えます。東には相模湖の一部も見えます。
 帰途のバス時刻が気になって不老山からは一気に下りました。檜林の中、かなり長い道で、急な下りの所もあります。 途中に道からちょっとそれて 社があり、ここから富士がよく見えました。時間にせかれて社の名も祭神もわかりません。

↑不老下までの途中の社
 社の横からの富士→
 山から里に下って一番困るのが電車やバスの停留所の場所がわからないことえす。人に会えれば聞けますが この日も人影がなく戸惑いました。バス会社の作った案内地図を頼りに「不老下」を探しましたが結局一つ先の 「甲東小学校前」でした。
 バスの乗客は私以外は途中で乗降した地元の方が二人、バスが維持出来るのか心配になります。 上野原経由で無事帰宅しました。今回の道は歩きやすかったのが特徴です。天候は晴れ、蒸し暑い日 でしたが山では風が冷たく快適でした。

 話は変わりますが6/19(金)にサラサドウダンツツジを見に丹沢表尾根に行きました。 残念ながらサラサドウダンは全く見られません。この日は戸沢から行者岳に登り表尾根を二の塔まで下り、 ここから初めての道ですが菩提に降りました。途中に「日本武尊足跡入口」の木柱があったのですが 確かめず下山しました。権現岳直下の社の祭神が日本武尊、二の塔下に日本武尊の足跡、あずまの国は さすがに日本武尊のくにですね。
(終わり)

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