丹沢通信No.120  2008.11.4. △top page
三国山、生籐山、茅丸、醍醐丸の尾根道 △tanzawa report
三国山からの富士山、縦に白く見えるのは雪

 前回の鍋割山の報告で、陣馬山に10/3に歩いたことも付け加えました。この陣馬山で、 三角形の綺麗な形の生籐山を見て登ろうと思ったのです。
 早速11/2(日)に行きました。行程は井戸、三国山、生籐山、茅丸、連行峰、 醍醐丸、醍醐峠、和田です。

 生籐山には山歩きを始めて間もない1982年に登っているのですが、全く記憶がありません。 当時の記録を見ると和田峠から醍醐峠、連行山を経て生籐山、 下山路は石盾尾(イワダテオ)神社からぶらぶら歩いているうちに道路工事でバス経路 が変わった気づくのが遅れ、結局上野原駅まで歩いたら、今度は中央線の列車事故で不通というおまけ までありました。

 今回は前と逆コースで、前回の下山路とは違う井戸から登りました。 JR上野原駅からのバスはハイカーで満席です。そのハイカーは石盾尾神社前で大勢降り、 気がつけば残っているのは、私ともう一人だけでした。
 井戸から運転手さんに教えられた方向に歩いたのですが、標識が全くないので少々あせります。  脇道に入って人の姿を見つけて登山路を訪ねますと、幸運にもこの脇道の先が神社でその裏を 通りなさいと教えられました。
軍刀利神社の鳥居

 舗装した道を登りますと地図に「さいかちの木」とある場所に軍刀利神社の表札が掲げられた大きな鳥居があります。 脇に上野原町指定天然記念物「井戸のサイカチ」の標識があります。肝心のサイカチは 主幹は朽ちていますが、枝は高く伸びています。
 この鳥居を潜り参道を登り、社務所を越えて奥の院に着きます。ここには地図に書かれている カツラの大木があり、しめ縄が張られています。
 神社の読み方が分からなかったのですが、帰途、和田の県立陣馬自然公園センターで係員から教えてもらいました。 グンダリ神社と読みます。
 この奥の院の横にやっと登山路の案内がありました。生籐山ではなく三国山です。 生籐山はポピュラーですが、神奈川県に属すのに対し、三国山は山梨、神奈川、東京の3都県 に属するので山梨県下のこの道では三国山の案内になるのかなと、後で気づきました。
 この三国山も紛らわしく、地図には三国峠と三国山が隣接して書かれております。 石盾尾神社からの道の合流点に「←三国峠」の標識があり、三国山に着くまでに峠が見当たらないのです。 「東京周辺の山」という本によれば、峠はトッケ(突起)でピークと書かれています。 とすれば、ここでは山=峠で納得できます。
軍刀利神社奥社とカツラの大木三国山山頂生籐山山頂 醍醐丸山頂


 三国山は西側が開けており富士山が見えます。上に写真を掲げます。もやがかかって墨絵のような姿でした。 大きなグループが登ってきて、この富士を見て感嘆の声をあげていました。
 今回歩いたコースには巻き道が沢山ありますが、尾根道をまともに歩くと急な登り降りがあり、かなり ハードです。
 生籐山から茅丸も急登です。小さな山頂で男性二人が食事中でした。木を透かして丹沢の連峰が見られました。 私も昼食をゆっくりとりました。風もなく、日差しが暖かく気持ちのよい時間でした。

 今回の尾根歩きで、なぜ生籐山が有名なのか疑問に思いました。高さなら茅丸や連行峰が高いし、 経路の交差点なら三国山や連行峰です。三国山はまた三都県の交わる所でもあります。

 昇降を繰り返しながら醍醐丸まで歩きます。この尾根道は気持ちのよい道です。
 26年前に歩いた時は和田部落へに分岐点で山の神の碑があると記録しています。 今回は良く見たのですが気づきません。更に地図ではもう1ケ所山の神と書かれているところがありますが こちらも何の目印も気づきません。

生籐山からの下り道

 醍醐峠から和田に下りますが倒木が多数放置されています。途中から沢沿いの道になり、舗装道路 に降りてからバス停までは1.5kmです。大きく立派な民家が目につきます。
 バス停は道から階段を上った県立陣馬自然公園センターの横です。バスの本数が少ないのですが 時間待ちにはセンターの展示を見て過ごせます。トイレ、ベンチも整備されています。

 和田では乗客が少なかったバスも途中からハイカーが増え満員で藤野駅に着きました。藤野駅からの JRも大勢の人でした。

 冒頭に陣馬山から生籐山を見たと書きましたが、これは地図上で方角だけで即断した 誤りです。生籐山を登るため地図を見直すと、生籐山の手前に標高の高い茅丸や連行峰があり 生籐山はこれらの陰になります。今回現地でも確認しました。

(終わり)

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