丹沢通信No.106  2007.5.4. △top page
タフな北高尾山稜と、霰に驚く塔ノ岳 △tanzawa report
高ドッケと板当峠の間の尾根の八重桜、若葉も美しい

 今回は高尾北山稜が主で、塔ノ岳はコイワザクラ観察失敗の付録です。
 高尾山に登る度に、北に連なる山稜を見て、何時かは歩きたいと思っていました。地図を見るとスタート 点の八王子城跡から延々と歩くわけで見所も少なそうです。でも思い切って4/29(日・祝日)に行きました。 前日までの天候と変わって当日は微風快晴、絶好のハイキング日和です。

 起点の八王子城跡まではバスが通っていたのですが今は廃止されています。 高尾駅で長蛇の小仏行きバスを尻目に頻発している霊園行きのバスで楽々出発、霊園前で下車します。 ここで降りたハイカーは3人。バス停の少し先の交差点を左に折れると八王子城跡への道です。

 この道の左右は人家、草原、畑が混じり、八重桜が咲き、ウグイスの声も聞こえる長閑な処です。 しかし、八王子城跡の範囲で建設工事には許可を受けるようにとの多数の注意標識が設置されているのを 見ますと栄枯盛衰の歴史に引き戻されます。
 脇道を入った山麓には城主の北條氏照と家臣の墓地があります。ここに葬られているのはさぞ名のある 家臣だったでしょうが、氏照の両脇の2名以外は名も記されず石塔も傾き、或いは欠けています。明るい新緑の中に 、見捨てられたような気配が漂います。

 城跡は発掘され整備されて公園のようになっています。この城跡は結構面白くいろいろ見て歩いたので 山稜を登り始めたのが予想外に遅くなってしまいました。
城山山頂の八王子神社圏央道のトンネル富士見台からの富士
 坂道を登って着いた城山に八王子神社があります。簡素な建物ですが神楽殿もあります。ここから 尾根道が続きます。
 高尾から陣馬山までの尾根道は緩やかな起伏の尾根道で、今回の北高尾山稜もそのつもりで来たのですが、 小さいながら急な起伏が多く結構タフな尾根道でした。途中で一緒になった女性ハイカーのお話では、 小さなピークが20もあると本で読み、これまで敬遠していたが今日チャレンジとのこと、 私が知らなかったと言ったら高尾山の三つ分はありますよ! と注意されました。

 この道で見つけた道標を羅列します。読みと標高は標識に書かれていたものです。
富士見台、杉沢の頭547m、高ドッケ、板当峠(ばんどう)、狐塚峠、杉の丸612m、黒ドッケ、大嵐山(だいらんざん)、 三本松山612m、関場峠、堂所山。
 富士見台の手前から圏央道の二つのトンネル入口が見えました。反対運動がつづいたのですが・・・
 富士見台からの富士山は中腹がモヤでしたが山頂ははっきり見えました。  今回は桜が満開でした。高ドッケの先では八重桜が満開、そして大嵐山の手前の尾根は一重の桜です。
 底沢峠からハイカーが多くなります。明王峠の茶店は大勢の客で賑わっていました。 明王峠から相模湖駅に下ります。
 この道でイカリソウが咲いているのを見つけました。他にスミレを4種ほど見つけ写真を撮りましたが図鑑で 調べたのですが名前は同定出来ませんでした。

大嵐山手前の尾根道の一重桜明王峠からの下りのイカリソウ コース終点の與瀬神社

 石投げ地蔵の先の林道を横切る所に警察の車と警官がいました。聞けばハイキング大会で陣馬山に大勢の子供達が来ており、その支援とのこと でした。ご苦労さまです。今日は久しぶりの快晴で連休ですから高尾山や陣馬山は大勢のハイカーでしょう。 私は人気の少ないコース選び、帰途はバスを敬遠して鉄道を選びました。列車も多くの客で高尾駅まで 立ちました。

 次は塔ノ岳です。5/3(木=祝)に登りました。山頂で食事中に霰混じりの小雨で急に寒くなり山荘に駆け込みました。 この季節に、まさか霰が降るとは思えません。でも山は何があるか分からない、 という見本みたいです。
 今回はコイワザクラを見るのが目的だったのですが、残念ながら咲いていません。ということで引き返しました。
 朝、渋沢から臨時のバスが満員になるほどのハイカーです。小さな子供を連れた家族が多かったのが印象的でした。  天候は前日までの予報とは違って曇り、富士は殆ど見えません。新緑が美しい季節です。コイワザクラは 見られませんでしたがキクザキイチゲが咲いていました。マメザクラ、アブラチャンも丁度満開です。
 
金冷シ手前の尾根で
エイザンスミレ
塔ノ岳山頂近くで
キクザキイチゲ
白花のキクザキイチゲアブラチャン大倉尾根のマメザクラ

 今年も上野松坂屋で夏山相談室が開かれます。5/23(水)-28(月)南館7階です。   一昨年までは信州物産展と同じフロアで、この時だけ販売の小布施の栗???がお目当てでしたが。
 今年も物産展は本館で同時期開催されます。
(終わり)

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