丹沢通信No.102  2006.12.30. △top page
陣馬山のシモバシラ △tanzawa report
陣馬山北斜面の階段付近のシモバシラ

 毎年12月中旬は高尾山のシモバシラを見に行きます。山頂のビジターセンターに電話でシモバシラ の発生状況を聞いているのですが、今年は暖冬のせいか12/28になっても山頂付近では出ていないとの ことでした。陣馬山では出ているとのことで急遽出かけました。

 バスで陣馬高原下まで行き、和田峠への舗装道路を歩きます。空気は冷たいのですが道の周辺には霜の気配もなく、 果たしてシモバシラが出ているのか心配でした。
 幾つかのグループや単独行のハイカーが三々五々行きますが、約25分歩いて舗装道路から左に折れる山道があります。 山頂への道と教えられてこの道を行きます。沢沿いの道から尾根の登り道になります。 この道は昭文社の登山地図にも国土地理院の地図にも書かれていません。凡その位置関係の手がかりに遅足ですが 経過時間で言うとバス停から約1時間で高尾山への分岐に着きます。直ぐその先にシモバシラの小さな群生が見られました。 この先で山頂と和田峠への分岐になります。たまたま一緒になったグループのアドバイスに従ってシモバシラを求め 和田峠を目指します。

 和田峠から山頂への幾つかの階段の道を登りますと、山頂近くなって階段の右斜面にシモバシラの群生が、 そしてその上の階段では左右にシモバシラが点々と見られます。
 シモバシラは陣馬山山頂から奈良子峠に向かう下り道にも少し見られます。また景信山の直下にも道に沿って 群生が見られます。このように陣馬山方面では気をつけて見れば広く分布しています。

 今回気がついたのですがシモバシラが発生している部分の茎は幾筋にも砕けています。初期のシモバシラは 茎に放射状に着きますがこれが融けたり氷ったりして茎の組織が壊れ、写真で見られるような複雑な形の シモバシラが成長すると想像されます。

 ↑ 西北方の山稜、右側の白い山頂は金峰山と 教えられた。左側は瑞垣山(?) 左端の白い三角は雲
 ↑ 写真中:相模湾、江ノ島が見える、その先が三浦半島でその先が房総半島

 ←陣馬山山頂、蒼穹にいななく白馬の像


 陣馬山山頂は冷たい風が吹き抜けて寒くてじっとしていられません。丁度茶店の方が来られて店の窓を 開け始めたところで忙しい中でしたが、遠くの白い山が金峰山(きんぷざん)と教えられました。 条件がよければ五丈岩も見られるそうです。今日は冷たい風が吹くので江ノ島がよく見えるとのことでした。
 冨士は白雪のひだをはっきり見せているのですが、残念ながら山頂は雲の塊に隠れて見えません。雲が 退く様子もないのと、冷たさに山頂から下りました。

 陣馬山から高尾山にかけては気持ちのよい尾根道です。
 明王峠の茶店からも冨士はよく見えますが山頂の雲は未だ少し残っています。

 景信山まで来ると、冨士の雲は殆どなくなり、山頂には微かにガスが流れているように見えます。多分風に 雪が舞っているのでしょう。

 子仏峠から旧甲州街道を歩き、相模湖駅から高尾経由で帰りました。自宅近くでは夕暮れの空に半月が白く かかっていました。

ご注意
 陣馬高原下のバス停にはこれまで京王八王子からバスが出ていました。山行前夜にバスの時刻表を 調べようと京王バスのWebを見ましたら高尾駅北口始発になっています。八王子からのバス便はありません。 高尾駅のバス停で待っているときに乗客に聞きましたら今年9月に急に変更になったとのことです。

 今年も丹沢通信にお付き合い頂きありがとうございました。来年も宜しくお願い申し上げます。
 皆さまもどうぞよい新年をお迎え下さい。
(終わり)

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