丹沢通信No.100 2006.10.17. △top page
丹沢三峰は紅葉の始まり △tanzawa report
日高付近の尾根道

 この丹沢通信もいつのまにか100号になりました。バックナンバーを見ましたら配信の初号に当たる見本号 が、2000年4月に配信されています。丹沢山塊から奥多摩、中央線沿線の低山を範囲として、 多少なりとも情報交換の場となればと、ささやかな意義を願いながら気ままに歩き、きままに発信を続けてきました。
 この間、読者の方から励ましのメールや、花の名などご教示頂くことが多く、たいへん感謝しております。 この機会に改めてお礼を申し上げます。またこれからも宜しくお願いいたします。

 今回は久しぶりに丹沢三峰を歩きました。紅葉が始まります!
 10/12(木)快晴、6:45 渋沢駅始発のバスで大倉へ、ハイカーは数人でした。二三日前の強風でまだ青い葉や 松の小枝が落ち、ゴツゴツした石の道が歩きやすくなっています。
 山麓はまだ緑が濃く夏姿ですが、花立付近になると少しずつ赤や黄色の木が見られるようになります。
 駒止茶屋の上の尾根に出ますと薄いモヤの中に浮いたような富士が見えました。 3日前に初冠雪が報じられていましたが、この日の 富士は山頂の右端に小さな白い塊が見えるだけです。あとは溶けたのでしょうか、ちょっと予想外でした。
 塔ノ岳山頂で休んでいる人は1人だけ、ここまでに私を追い越した人は?と疑問に思ったら 山荘には何人かいるようです。岩ツバメが2羽飛んでいました。未だ残っているのですね。 今回は長距離なので、急いで昼食を半分食べて出発します。

大倉尾根から、山頂右端に雪が残る 日高付近、紅葉の間から日高付近から箒杉沢、珍しく流れが見える

 塔ノ岳を越えると紅葉が多くなります。よく見るとゴヨウツツジ(シロヤシオツツジ)の葉が赤くなっているのです。 塔ノ岳に北尾根にはシロヤシオが多いと前に報告しましたが、
http://www2s.biglobe.ne.jp/~tsuka/tanzawa/vol-9/087.html
このシロヤシオの有無が、塔ノ岳の南北の紅葉の差になっているようです。
 紅葉と言っても、モミジのような鮮やかな色ではありませんが、くすんだ色ながら、木によって、枝によって 濃淡さまざまなグラデーションを示しています。

 塔ノ岳から丹沢山への尾根道は好きな道の一つです。木々は密生していないので明るく開けています。巨木もあり、 或いは倒木があったりで厳しい自然のまま、という感じがよいのです。
 日高(ひったか)付近の尾根から西に谷間が開け、玄倉に注ぐ箒杉沢の上流が見えます。いつもは砂利の涸れ沢 (伏流水はあるでしょうが)ですが、この日は沢の白い流れが尾根からも見えました。

 ↑ イワサシャジン

← 龍ヶ馬場
秋の山を代表する花、リンドウ 実をつけたマツカゼソウ

 ここで鹿の面白い姿を見ました。2歳の牝とそれより小さい鹿(1歳?)が一緒にいたのですが、2歳の牝は 私を無視して草を食べていましたが、小さな鹿は私から目を離さず、何時でも跳び出せる姿勢で警戒信号の尻の 白毛を半分開いていました。 2歳の牝はこれまでに人間に接する機会が多く警戒をしていないのでしょうが、幼い 鹿は経験が浅く、人間を警戒しているのかなと、思いました。この鹿以外に、2歳の牝と牡を1頭ずつ見ましたが 人間を恐れている様子はありません。  丹沢山では蛭ケ岳を往復された方が1人休んでいました。ここで残りの昼食を食べているうちに 1人のハイカーが山頂を過ぎて宮ケ瀬方向の道に消えました。この方とは後で追いついたり追い越したりしながら 話をすることになりますが私と同年輩で足の速い方です。
 丹沢山から丹沢三峰(実際は無名ノ頭を入れて4峰)にかかります。円山木ノ頭を越えたところでリスとばったり 出会いました。驚いたのでしょうか傍の大木をするすると登り、枝を伝って横の大木に跳び移り、今度は真下に するすると降りて姿を隠しました。駆け上るには指の爪を立てればよいわけですが、駆け下りるには少なくと1本の 爪が逆に立てられなければならない、これは親指かしら、などと変なことを思いながら下りました。
 この道は昨年にシロヤシオに誘われて歩いた道ですが、今回は日の暮れが早く、気がせきます。 円山木ノ頭からは時間が気になり景色を片目に、ただただ歩きました。

 花の少ない季節ですがヨメナが一面に咲き、リンドウ、イワシャジンが少し咲いていました。マツカゼソウは 四角く青い実をつけ、野バラは赤い実をつけていました。
(終わり)

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