丹沢通信No.098  2006.6.30. △top page
霧とウツギ、ヤマボウシの表尾根 △tanzawa report
ウツギ(空木) 別名卯の花

 昨年見たサラサドウダンのすばらしさが忘れられず今年も行きました。6/25(日)に登りましたが全く見られません。 昨年は6/13と6/25に見ているのです(丹沢通信No.88)。花が終わっていれば落花の跡がある筈なのに痕跡もありません。 不思議です。
 その代わりウツギの花は沢山咲いていました。

 当日は秦野からヤビツ峠までバス、曇天でしたが大勢のハイカーが並んでいます。始発は8:18ですが8:04に直通の 臨時便、ついで8:15にも臨時便でこれに乗れました。ヤビツ峠から登山口までの道にはウツギの花が迎えてくれます。  途中の冨士見山荘の煙突から淡い煙が立ち上っており、如何にも山荘の朝らしい風景です。
 登山道からはガスと時折の小雨です。だんだん雨が多くなったのでザックカバーはつけ、雨具の代わりにウインド ウブレーカーだけで歩きました。雨が少なければこれで充分です。合羽はゴアテクスでもやはり暑いですから。

 ニノ塔を登る途中でやや遠くに見られた黄色の花を撮りました。 帰ってから図鑑で調べるとスイカズラでした。
ニノ塔への途中で見たスイカズラ 沢山咲いているニシキウツギ 尾根道の補修柵に植えられたヤブウツギ

 ニノ塔、三ノ塔はガスの中で時折小雨、この雨は霧雨より少し大粒ですが数が少ないので助かります。勿論視界はゼロ。 この調子で大倉尾根を下るまで続きました。
 三ノ塔への登り道で珍しい花を見つけました。図鑑で調べたのですが分かりません。
 ヤマボウシはあちこちで咲いていましたが、この花を上から見える場所が少なく撮影に手間取りました。 今年は花が少ないように感じます。書策小屋の先で赤いヤマボウシを見つけましたが、こちらは見事に咲いて いました。
 他に花と言えばヤマツツジが鮮やかに赤く咲き、川苔山で沢山見られたガクウツギが一個所で見られました。 川苔山の経験がなければ見過ごすところです。小さな白い花が密集して咲いている木が2、3種類ほど見られました。 名は分かりません。(勉強不足!)
書策小屋の先で見られた赤いヤマボウシ、見事に咲いている 広く見られるヤマボウシ、ガスの中で撮影、今年は少ないような感じ 三ノ塔の前で見つけたハンショウズル、メルマガの読者から名前を教えて頂きました

 三ノ塔の先に左に直角に急な下り坂があります。この坂を見守るように御影石の地蔵さんが立っています。  地蔵さんは毛糸の帽子をかぶり揃いのマフラーを首に巻いています。この帽子やマフラーがそれ程古いとは 見えなかったのでWebで調べたら2000年に丹沢に詳しいs-okさんの写真、他の方の2004年(?)の写真が見つかりました。  帽子、マフラーの色は違いますが模様は似ており鉤針の手編みです。編み方や模様から同じ方の作品と思われます。  何方かが時折新しい帽子とマフラーを着せ替えているのでしょう。これまで気にも留めていなかった地蔵さんですが なんだか親しみを感じます。

 地蔵さんの後ろに道があってヨモギ平(ブナ平)へ通じるようです。標識もなく、登山地図にも載っていない道ですが s-okさんのWebを見ますと何度も歩かれています。
http://homepage1.nifty.com/s-ok/tan/d_tan/yomogi/yomogi.htm
 この道を4人のパーティが行きました。
表尾根のブナ、ここに来るといつもヤアーと、木に声をかけたくなる。 三ノ塔からの急傾斜の下りを見守る地蔵さん

 三ノ塔からの下りは高度計で測ったら125m、逆コースで歩くときは最後の急登でこたえる所です。烏尾山、行者岳 へは昇降を繰り返して登ります。行者岳の先の鎖場で昇降のハイカーが交錯し渋滞となっていました。渋滞を利用して 鎖場の先の岩場で昼食休憩です。

 書策小屋に近づきますと幼稚園児を交えた30人程の人が雨も気にする様子もなく休んでいました。
 小屋の扉は穴が あきやや荒廃の気配です。小屋のご主人はどうなさったでしょうか。

崩壊しかかった尾根道を補強している。左は尾根道が半ば崩れ桟道が設けられている。
 新大日、木ノ又大日を経て塔ノ岳に行きます。このあたりはかなり崩壊が進んで登山道の補強整備に相当費用を かけているようです。木道も多くなりました。
 塔ノ岳では雨中に10人程、疲れた私は雨を避けて尊仏山荘でコーヒーを飲んでいましたら書策小屋の前で 休んでいた幼稚園児の団体がつきました。小屋のご主人のお話では地元の幼稚園児で富士登山の訓練で毎年ヤビツ から登っているそうです。頼もしいですね。

 塔ノ岳から金冷シへの下り道の一部は木道(階段)になっていて歩きやすいです。ここ数年の丹沢の変容は金冷シ− 鍋割山の尾根道に見られるように木道(階段も含めて)の伸長と思います。
 この日は休日のせいか雨にも拘わらず大勢のハイカーがいてました。大倉尾根の茶屋も大部分が店を開いていました。
(終わり)

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