丹沢通信No.097  2006.6.16. △top page
滝と沢の川苔山 新緑に白いガクウツギ △tanzawa report
百尋の滝

 TVで放映している川苔山を見て、急に行きたくなり翌日の6/4(日)に行きました。この山は8年前の3月に 行きましたが山頂近くから雪道でした。
 往路は前回と同じくJR奥多摩駅からバスに乗り、川乗橋で下車し歩きました。バスの乗客はほぼ満員で したが半分以上はここで下車です。ゲートから川苔谷に沿った林道に入りますが8年前は舗装されていなかったのです。 細倉橋から山道に入ります。
 新緑と、白いガクウツギ、何度もわたる沢と支流、大小の滝で実に美しく、気持ちのよい山歩きです。この道は おすすめです。
 前回は土砂崩れで百尋ノ滝への道は封鎖されていましたが、今度は見ることが出来ました。 百尋の高さはないでしょうが木立の中から滝が現れ、何段かに折れながら滝壺に落ちます。 水量と高さのバランスもよく、姿の美しい、気品のある滝です。

 滝からは山腹を登り尾根道、山腹、沢筋の道などを繰り返します。所々で赤いヤマツツジが咲いており、 新緑の中で見事な変化を楽しませてくれます。 ガスの中、小雨が降ったり止んだりの中を 川苔山の北側を巻いて東側の尾根の小屋の前から短い登りで山頂に出ます。途中降られたのに不思議なことに 山頂は濡れていません。 十人余のハイカーが休んでいました。薄いガスがかかり視界は全く利きません。ここで昼食休憩です。
山麓から中腹にかけて咲いていたガクウツギ 川苔谷と登山道は何度か交錯し、多くの支流が横切っているが橋がかけられている 川苔山山頂、降ってはいないがガスがかかる、十人ほどのハイカーが昼食休憩、標識は川乗山

 下山路は前回は赤杭(あかくな)尾根を下りましたが、今回は翌日の行事を控えて早く戻るため鳩ノ巣駅を目指します。 この道は杉・檜林の中で残念ながらこの道は変化に乏しく面白くありません。
鳩ノ巣駅への下り道は手入れのよい杉・檜林の中 大根ノ山ノ神の祠 小さな祠です


 奥多摩で何時も感心するのですが山林の手入れのよいことです。枝打ちされた杉が高くそびえ、 ガスの中に濃淡を見せて広がっています。
 丹沢では無惨に荒れた所を見かけ日本の山林経営が厳しいことを知って心傷みますが、 奥多摩ではこころ安らぎます。

 かなり下ったところで数人の方が休んでいるところがありました。道横の岩の上に祠がありました。 標識によれば「大根ノ山ノ神」とあります。大根はオオネと読みます。祠は小さいのですが地図に書かれており 大切な道標でもあります。
 次は花やオトシブミの写真です。オトシブミは沢山見られましたが、1ケだけ細長いのを見つけました。
杉林の下で咲いているフタリシズカ、文字通り静かに咲いている 山頂近くで見つけたサラサドウダンツツジ 花弁の色が薄い  ヤマツツジの下を歩く 細長いオトシブミ
 左下の檜の実が直径約8ミリ
 川苔山(カワノリヤマ)の文字について少し述べます。現在の山頂の標識は川乗山です。8年前の写真を見ても 標識は同じく川乗山です。国土地理院の地図では川苔山で昭文社から出ている登山地図も川苔山です。「東京周辺の山」 という本では、川苔谷で川海苔を産するから川苔山が正しい、川乗山は誤用とかいてあります。(p.41)
 正誤とは別に川苔山の方が風情があっていいですね。

 以上が川苔山の記録ですが、例年行っている西丹沢のヤシロツツジのことをごく簡単に報告します。 登山後雑用が多くHPの掲載もメールマガジンも書けませんでした。
 今年は花が遅いと聞いていましたので5/25(木)に行きました。箒沢公園橋から石棚山経由で登り、途中でシロヤシオ の沢山の落花がみられ期待を膨らませました。テシロノ頭付近ではシロヤシオが沢山の花を咲かせ期待通りでした。
 ところが花の多いつつじ新道との合流点では未だ蕾で、しかも数が少ないのです。新道を降りる途中ではある程度 咲いていましたが例年より少ないです。
 昨年素晴らしかった塔ノ岳から丹沢山にかけても見にゆく予定でしたが都合があって行けませんでした。 今年の花はどうだったのでしょうか。
 テシロノ頭付近で満開のシロヤシオとミツバツツジ  ヤブ沢ノ頭のへ登り道で枝越しの富士


(終わり)

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