丹沢通信No.096  2006.4.27. △top page
菩提滝の沢保存会 不動明王・風神・山神の祭典 △tanzawa report
秦野市・菩提地区の風景

 昨年秋に旧ヤビツ峠から岳ノ台を歩きましたとき、菩提峠の東方鞍部で菩提風神の祠があり、菩提滝の沢保存会が 毎年4月に祈願をされていると報告しました。(丹沢通信 90号)
 秦野市役所のご紹介で滝の沢保存会に連絡が取れ、部外者でしたがお許しを得て4月の祭典に参加しました。 毎年4月中旬の日曜日ということで、今年は16日に開催されました。
 会場は菩提 上の集会所で、秦野駅からバスで菩提原下車、ここから北方に葛葉川沿いに歩いて約20分で着きます。 当日はあいにくの小雨で山々は煙るように半分隠れ、山麓から畑地が広がり農家には枝垂れ桜が咲き、まことに長閑な 風景です。
 
 集会所の祈祷の様子 壁に設けられた祭壇
 集会所で午後1時から、近くの定源寺住職成瀬秀光師による祈祷が始まります。参列者は20-30人。終わると グループに別れ風神、五ケ所の山神などにお参りします。私は会長に随行して滝の沢不動明王にお参りします。

 車2台に分乗して狭い林道を通り途中から山道に入ります。幸い雨は上がりましたがガスがかかっています。 傾斜も緩やかで歩きやすい道です。途中でヤブレガサを見つけました。その先に滝の沢お祭り広場があり桜が 植えられています。ガスの中で咲いているのですが幻想的です。後で聞きますと植樹4年目で今年初めて咲いたそうです。
 山道に入って約15分(計っていなかったので不確かです)くらいで不動の滝に出ます。この 滝の横の棚場が境内で不動明王が祀られています。
 右下の林道から山道へ入る途中で見られたヤブレガサ  山腹の道、右に若木の桜が咲いている

 棚場の境内は畳15畳くらいの広さでしょうか。奧の垂直に近い岩壁に掘られた岩窟が祠で、中に不動明王が 安置されています。コンクリートの扉を開け、灯明を点け線香を灯し、花と酒と赤飯を供えて祈願いたします。
 扉のコンクリートが風化していないので比較的新しいかと思って 裏をみますと大正11年、東京浅草山口幾蔵と刻まれていました。
 十一面観音像が祠の左手の小さな岩端に祀られています。
 これらの仏像のいわれや参道については保存会の会誌(末尾参照)に詳しく紹介されています。
 なおお供えの赤飯ですが、珍しく藁づと(藁を二つ折りにして束ねて中を広げて容器とする、 昔々は納豆に使った)に容れてあり、幼い頃を思い出しました。
 お参りが終わると供えられた御神酒を皆さんで頂きます。灯明を消し、扉を閉めて山を下ります。
 不動の滝コンクリートの扉を開けると岩壁に掘られた不動明王の祠、供えられた花と酒瓶で 石像が見えない  祠の横の小さな岩棚に安置された十一面観音像、左の花入れの右の白いのは赤飯を入れた藁づと
 集会所に戻ると祝齋の準備が出来ております。各所に参詣された方々も集って約50名程でしょうか。 祝齋にも参加させて頂き、ご住職や生産組合組合長さん、秦野歴史起こし会理事長さんなどからいろいろとお話を 伺いました。断片的ですが二三書きますと、
 保存会は色々な地区・団体の集りで当日参加された方々の殆どは勤め人。
 今回の参詣の山道がよいので伺いますと役員が整備している。
 風神の鞍部は私の想像通り峠道で菩提から札掛に通じている。
 秦野の道祖神についての講演会が5/13(土)ジャスコのなかにある公民館で2:30から開催されます。

 初めての行事参加で山神の位置や風神への道など分からないことが多かったのですが、会長さんから 後日お送り頂いた菩提滝の沢保存会発行の会誌(平成12年発行)を参考に書きました。
 HPに写真を9枚掲載します。写真が霧雨の中で撮ったのでぼやけていますのはご勘弁下さい。
http://www.tsuka-hi.sakura.ne.jp/tanzawa/vol-10/096.html

 話しは代わりますが4/21に栃木県鹿沼市の石裂山(オザクサン)にアカヤシオツツジを見るために登りました。 お暇の時にご覧下さい。
http://www.tsuka-hi.sakura.ne.jp/hiro/20060421/20060421.html


(終わり)

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