丹沢通信No.91  2005.11.6. △top page
大倉尾根はマユミの実盛り、塔は紅葉、日高は晩秋の気配 △tanzawa report
大倉尾根からの富士

 皆さん ご無沙汰しました。前回の旧ヤビツ峠以降、八幡平・秋田駒ヶ岳に行きましたが丹沢には 天候が悪かったり、此方の都合が悪かったりで行きそびれていました。
 11/4(金)に丹沢を歩きましての久しぶりの丹沢通信は秋の報告です。
 今年は秋が1週間ほど遅いと言われていますので、紅葉には早いかなと思って登ったのですが上の方は紅葉の 盛りです。
 大倉尾根も小草平までは青葉です。尾根道に植えられたモミジも青々としていました。その代わりマユミが いっぱいなっていました。まだ葉がついており、色も初冬のように鮮やかではありませんが、これほど沢山の 実を見るのは私にとっては珍しいことです。花盛りをもじって標題を「実盛り」にしようと、その時思いついたのです。
枝もたわわにマユミの実
 天候が良かったので期待していた富士は見られました。上の写真のように冠雪がなかなか良いと思っていたの ですが登るにつれて手前の山稜が下がり富士の姿が大きくなると、冠雪は小さくなりバランスが悪くなります。 同じ富士を眺めているのですが面白いものです。時間が経つにつれ、だんだん靄がかかり、下山の時は雲の中でした。
 花立から先では紅葉が多くなります。予想外でした。秋のたけなわという感じです。
 塔ノ岳で小休止後今日の目的地の日高(ひったか)を目指します。
 日高の前後の尾根道は好きな道です。明るく開けた尾根に木々が疎らですが高くそびえています。前方には僅かに 黄味を帯びた笹原の続く竜ヶ馬場が見え、ゆったりとした感じです。塔ノ岳付近の樹相と違います。
日高の尾根から稜線越しの富士と山腹の紅葉
 日高の尾根から見る山は秋から晩秋の姿です。紅葉と黄葉の中に葉を落とした木々も少なくないのです。 紅葉の山稜越しに見る富士の冠雪はちっぽけです。真っ白な富士を背景に紅葉を見られればよいのですがここでは 標高から無理な注文ですね。  鹿は珍しいものではありませんが、ここで会った4歳の牡鹿は人を警戒するでもなく、落ち葉を不味そうに食べて いました。少し離れた所に子鹿を交えた数頭の群がいました。多少警戒しているようで此方をじっと見ていました。

 日高の場所については新旧の標識があり、丹沢通信No.88で疑問を提起しましたが、今回も歩いて同じ疑問を抱き ます。ヒダカではなくヒッタカですから昔からの地名であり、単純に考えれば標高が高く、寿岳からの尾根を合流 する地点の方がヒッタカと思いますが。

 塔ノ岳に戻りますと40-50人程のハイカーが休んでいます。今朝、渋沢駅を始発バスで来ましたが平日のせいか 乗客が少なかったのですが山頂では結構大勢です。下山の時はこれから登る人もかなりいて、旅行社の 団体ツアーとも会いましたが翌日が土曜日で宿泊ハイカーが多く山頂は賑やかだったと思います。土曜日は天候が 良い予想でしたので紅葉の山行が楽しめたことでしょう。
葉の落ちた枝は晩秋の姿か落葉を食べている牡鹿

 登山路でリンドウが見られました。茎が寝ており階段の段のところでも咲いています。 図鑑で調べますと花の形はリンドウに似ていますが花が小さく名は同定出来ませんでした。

 前回の旧ヤビツ峠の報告のあと、秦野市に旧ヤビツ峠について照会しましたところ、懇切丁寧な 回答を頂きました。同封された国土地理院の地図の写ではヤビツ峠への道が新旧2本書かれています。 再照会しましたところ、昭和30年の地図で、昭和4年の地図では旧道のみだとのことです。現在は 新道のみです。機会を見て旧道を確かめたいと思っています。
古い標識の腕木が立てかけられている、ここが日高と思っているが    新しい日高の標識リンドウ(?)

 冒頭に八幡平、秋田駒を歩いたと書きましたが写真などをHPに掲載してあります。
 余談ですが、盛岡から八幡平へのバスではTV東京の旅番組の取材と一緒になりました。女優の水野久美さん など5人のクルーで乗客には非常に丁重です。俳優もスタッフもたいへんな仕事ですね。
   http://www2s.biglobe.ne.jp/~tsuka/hiro/20051013/20051013.html

追伸:
 昨年10月の丹沢通信74号で東丹沢の採石場拡張による高取山稜線破壊の危機について報告しましたが、 現実のものとなっていようです。稜線は市道で地元の方が裁判を起こしていましたが。下記URLでご覧下さい。
   http://www.geocities.jp/tanabe_chiyo/
(終わり)

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