丹 沢 通 信  No. 7  2000. 7. 13.
丹沢山のバイケイソウ
バイケイソウ(梅形草)

また梅雨のため山行の予定変更です。7/8−9に至仏山を予定していたのですが、台風3号で延期したら日曜日は晴れ! それで急遽訓練登山ということで取りあえず二人で丹沢山に登り、あとは足と相談して成り行きという無計画、これが失敗でした。

まず山行記録を。( )内は到着−出発時刻
大倉(7:00-7:26)−堀山の家(9:15-9:22)−花立山荘(10:06-10:15)−塔ノ岳(10:48-10:58)−丹沢山(12:13-12:32)−棚沢ノ頭(13:30)−熊木沢出合(15:15)−ユーシン分岐(15:51)−小川谷出合(17:17)−玄倉(17:52)

始発バスで渋沢から大倉へ、この日は登山者が多く、バスは満員でした。バス停前の花壇縁石に腰掛けて持参の朝食後歩き始めます。大倉高原山の家の前を通りましたらいつも豊富に流れている水道が珍しく止まっております。台風で断水の札が出ておりました。駒止芽茶屋の上の尾根に出ますと西の展望が開けますが今日は富士山は全く見えません。

出発する時は晴天でしたが、花立山荘下の階段では曇って歩きやすくなりました。それでも汗をかき、暑くなって登ります。登ったところが小屋のベンチで、そこでかき氷を食べているのを見せられるのは罪ですよね−。しかたがないから私達も@400.で(^_^メ)
そして金冷シの前から晴れて日差しが強くなります。
ヤマオダマキ(山苧環)

塔ノ岳で小休止、移動するのに邪魔にならない程度の山頂の混み具合です。そよそよと涼しい風が気持ちよく、このまま何時までも座っていたかったのですが、思い切って腰を上げます。

いつものことですが、塔ノ岳から丹沢への道は人がぐっと減ります。日高との間でヤマオダマキの花を見つけました。この花は以後道端によく見られるようになります。
丹沢山で昼食、ここには10人前後の人です。ここから本間の頭を経て宮ケ瀬の三叉路への道、蛭ケ岳を越えて東野への道、そして蛭ケ岳への途中からユーシンに降りる道が考えられます。一番楽そうで、未経験な部分のある最後の道を選択しました。
樹下のバイケイソウ

丹沢山頂から蛭ケ岳への道に入ったところでバイケイソウの群落に出合いました。どうしたことか茶色に枯れているのです。木陰だけは花をつけておりますが、下葉は枯れています。小さな青白い花の集合体で綺麗とは申せません。コバイケイソウと間違えられている方もおられましたが、コバイケイソウは何処で見られますか? ご存じの方は教えて下さい。

丹沢から棚沢の頭までの道は視界が開け(その代わり日差しを浴びますが)振り返りますと塔−丹沢間の今歩いて来た峰々がはっきりと見えます。

丹沢を出ますと、たくさんの芋虫が登山道の石の上に見られました。5cm程の長さで中央が黒(又は褐色)、左右が鮮やかな黄色(又は薄き黄色)の縦縞です。晴天に誘わて日光浴でもするかのように出ております。図書館の「原色日本蛾類幼虫図鑑」で調べましたが分かりませんでした。

丹沢−棚沢の頭は標準時間は45分ですが、約1時間かかってしまいました。前回同じ道を歩いて蛭ケ岳に行った時も標準時間よりかなり時間がかかった記憶があります。更に熊木沢出合まで1時間45分(標準1時間30分)ということで合計30分の遅れ。足が遅くなったとは思えませんが(-_-;)
始めての道は楽しいものです。今回の棚沢の頭から熊木沢出合まではどんな道かなと。
ヤマボウシ(山法師、山帽子)
ヤマボウシ
(接写)

ヤマボウシがまだ見られます。前回の大倉尾根では撮影に失敗しましたが、今回は何とか撮れました。
急坂を下りますが弁当沢の頭と思われる地域は緩やかな登り下りで開けた樹林帯の下を通ります。気持ちの良い道です。 棚沢の頭−熊木沢出合の間で会った人は一人だけでした。聞けば私達と逆コースで大倉まで行くそうです。時刻が遅いのでちょっと気になりました。

山からストンと熊木沢の河原に降りましたらケルンと小さな標識があり、道は間違っていなかったことで安心しました。すぐ右手で箒杉沢と合流しますが広い河原です。河原に自転車や自動車で遊びにきている人々を見かけます。

ここからは林道です。途中で自転車で遊びにきていた大学生が二人、挨拶をして追い抜いてゆきました。山道以外で挨拶を受けるのは滅多になく、嬉しいものです。躾けのよい家庭の子かなと思ったりします。

昨年この道を逆に辿って更に先の尊仏の土平から塔ノ岳に行っております。しかし山に登る朝は元気ですが、今度は山を下って疲れていましたからこの林道には堪えました。途中止めてある車が2台、逆送する車が1台あり、帰路に拾って貰えないかと思ってあるいていたのですが、やっと1台が後ろからきましたが、その時は玄倉のすぐ前でした。

車を運転する方にお願いです。この道。水無川沿いの大倉までの林道、二俣から大倉の林道などで、夕方疲れた足取りの夫婦を見かけたら私達かも知れませんので拾って下さい。m(_ _)m

車に乗る方にご注意! 林道の真ん中に岩が落ちて幾つかに割れているとろが2カ所ありました。割れた岩は30cmくらいですから自動車で通るなら岩をどけなければなりません。ということは、先の逆送する自動車が通過した後で落ちたと推測されます。他にも車に邪魔にならない程度の小さな落石は幾つか見られました。神津島地震に関係あるのか、いつも同じ様な落石があるのか分かりませんがご注意下さい。

山神峠への道が整備されていました。地図では玄倉に向かって隧道を右に巻いて登るようになっていますが、今回見ましたのは隧道手前から左に坂道が新しく作られております。松隈さんのご紹介もありましたが(第4号参照)、実際に導入路を見ますと行ってみたくなります。

訓練登山とは言え、結構疲れました。玄倉のバス停にやっと着いたら10分まえに最終バスが出発したあと。タクシーを呼んで新松田まで帰る羽目になりました。

教訓! 無計画はいけない。行程の大部分が経験ずみのコースということでよく調べなかった。玄倉に降りる計画ならバス時刻を確かめた筈で、最終バスに余裕がないことが分かったと思います。

標準時間は目安になりますが、100%信用ないし当てにしてはなりません。標準時間自体に若干のバラツキ(甘い時間設定や逆にからい設定)があります。さらに道の状態や気候、体調などで実際にかかる時間はかなり違うことは分かっている積もりでも、5分単位でか書かれていますので、ついつい当てにしてしまうのです。
鳳凰三山では今回とは逆に標準時間の半分で到達する区間がありました。当時参加していたniftyの山のフォーラムにアップしたところ、二、三の意見があって、最後は、標準時間を当てにするのが間違い、でけりがついたことがあります。 今回の丹沢山−棚沢の頭は、私達の速度はそんなに違わない、標準時間がきつい、と腹のなかで思っていますが、ちょっと生意気かな。(*_*)

話は飛びますが前回の6号で名瀑100選に触れ、名水100選は次号と書きました。
名水100選は全国の都道府県、市町村を通じて推薦された候補784件から環境庁が1985年に選定したものです。
名瀑と名水の組み合わせは意外に多く、洒水の滝以外ではつぎのとおりです。

岐阜県:養老の滝(菊水泉=滝水が地下水となって湧く) 兵庫県:布引の滝
島根県:壇鏡の滝(湧水が滝の水源)
山口県:寂地峡五竜の滝
熊本県:四十三万滝(ヨンジュウサンマンタキ) 菊池水源
鹿児島県屋久島:大川の滝(名水は大川の滝を含む、宮之浦岳からの流れを総称)
神奈川県内の名水は洒水の滝と秦野盆地湧水群の2件が選ばれております。
「名水百選」によりますと水道水源が21カ所あります。
湧水を巡って水で喉を潤し、その水で茶を立てたり、ウイスキーの水割りを作ったり、名水で作った豆腐を食べたり、湧水を使った地酒屋さんがあれば見学と試飲−−−こんな秦野名水ツアーがあればいいなー (^0^)/♪

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