アルプス2008-2 2008.8.26.-27.

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マッターホルンとブライトホルン


 モロ峠を越えてイタリアからスイス・ツェルマットに入りますとマッターホルンの偉容がそびえます。
翌早朝、ホテルの窓からマッターホルンの山頂に日が当たり、次第に輝きが下に広がるのを眺めていました。



中写真の拡大、ヘルンリ小屋、この少し先まで歩く
ホテルの窓から暁のマッターホルンシュワルゼーからのマッターホルン
 コンダクターの柿沼さんが「マッターホルンにタッチに行こう」とのことで出かけます。ロープウェー を乗り継いで尾根の展望台のシュワツゼーへ、ここから間近に見えるマッターホルンに向かって尾根道を歩きます。 小さなシュワル湖は風もなく山容を、そして山腹にかかる小さなガスまで映していました。
 歩き始めて標高差950mを約3時間半でヘルンリ小屋に着きます。ここはマッターホルン登頂の基地です。 マッターホルンに近づくと、歩きにくいガレ場や急傾斜の山腹を抉ったような危うい道でした。
 小屋のテラスで昼食休憩後、小屋の裏の小高い丘を越えて行くとマッターホルンの岸壁に着きます。 ここまでは歩き、ここから先は「山屋」の世界でザイルを頼りのよじ登りです。

マッターホルンの垂直の岩壁にタッチ!
右の人はここから登る


頭上の岩棚に真っ黒なマリア様の像


ザイルを使って登っている人
 マッターホルンは遠くから見ると切り立った岩壁が特徴です。いまここに、その切り立った岩壁の足下に いるわけです。

 岸壁にタッチして戻る途中で3人の日本人に声をかけられました。彼らは私たちが泊まったホテルのすぐ前の キャンプ場でキャンプを張り、今日は偵察で明日登るとのことでした。「頑張ってください」と云って 別れました。(こちらは明日のブライトホルンで緊張!!)

 4000mを超す山は初めてです。緊張で早く目が覚めました。朝食後すぐにタクシーでロープウェー駅へ、 ここで2人のガイドに引き合わされてロープェーに乗り込みます。乗り継いでクラインマッタ−ホルン (小マッターホルンというのでしょうが)へ、ここは大きな構築物でしかも大がかりな工事中です。トンネル を通ると一面の雪原で少し下ってから遠くに山腹を登る道が見えます。
マッターホルンの帰途眺めたブライトホルン、右の三角の山がクラインマッターホルン、ここまで ロープウェで登り左のブライトホルンを裏側から登る  ブライトホルンは一面の雪原
左上写真の拡大、山腹を巻いて一旦稜線に出てから山頂に  ブライトホルンの狭い山頂

 トンネルの出口で2組に分かれ、各組にガイドが つきます。ストックを伸ばし、ハーネスを着け、ガイドの指図で順が決められザイルで結ばれます。 ガイドから歩きからの注意があり、「ノー プロブレン」と 言われて1列になって歩き出します。この「ノー プロブレン」は何度も言われ、我々を落ち着かせました。
 約1時間で登りにさしかかります。ここで12本爪のアイゼンを履きます。ガイドからアイゼンで歩く 注意があり、「ノー プロブレン」と言われて登り始めます。
 軽アイゼンは何度も履いていますが12本爪のアイゼンは2度目(グループの中には初めての方も)、 爪が出ているだけに歩きにくいのに稜線に出る前は傾斜が急になります。かなりしんどい登りでした。
 多くのパーティが間を置いて登り、時折下りのパーティと行き交います。
 稜線に出ると弱いが風が吹いています。そしてアイゼンを履いてから1時間余であっけなく山頂!

 あっけなくと感じたのは、山頂がもっと先にあると思っていたからです。山頂では約15分、互いに登頂を 祝し、写真を撮って下山です。登るときは最後尾の私が、下りは先頭です。平坦なところの前でアイゼンを 脱ぎます。雪が少し柔らかくなって歩きにくくなっています。 往路では気にも留めなかったトンネル前のわずかな下りが帰路の疲れた足にはほんの少しの上り ですがこたえました。
 往路では気がつかなかったのですがトンネルの上は階段を上がると展望台になっています。
 トンネル前でガイドと別れ、ロープウェーを二つ乗り継いだフリ駅で途中下車、ここのレストランで ミネストローネで全員で乾杯! 

 快晴、微風という絶好の条件で、私たちは無事に登頂を果たしましたが天候次第では登れないこともあるそうです。  下山してからスポーツ店でくハーネスとアイゼンを返しました。借り賃は安かったのですが、ロープウェーは往復で 87スイスフラン、約9千円です。