カナディアン・ロッキー その3

 2005. 7. 7.-9.

△top page

第3日目 タカカウ滝とアイスライン登山道へ

登山道入口、一面に咲くのはバターカックといい花びらに蝋を引いたようなつやがある。 奧の樹林帯から登り道

 3日目のハイキングで、17名にガイドが2人です。これまではバンフ国立公園でしたが今日はその奧の ブリテッシュ・コロンビア州のヨーホー国立 公園に入ります。国道1号線からヨーホー渓谷道路に入りますが冬季は閉鎖、雪が融けても土砂崩れがあったりで 年に4ケ月ほどしか開通しません。途中に車が回転出来ず後ろ向きでスイッチバックしなければならない場所も あります。
 道路は駐車場まで、ここから滝が見えますが帰途に傍まで行きました。駐車場から平坦な道を歩いて15分ほど 草地の平坦な道を歩いて登山道入口になります。樹林帯の中をジグザグに登ります。ガイドは道端の大きな木を指して ここブリテッシュ・コロンビア州はバンフのあるアルバータ州から山を越しますので太平洋の影響を受け、 やや温暖で降水量も多く、従って山地の樹木も大きく生長すると説明しました。 確かにこれまで歩いたところでは一抱えもあるような木は見られません。
← 左:駐車場から見上げる
← 中:反対側の山腹を登って途中から
↓ 下:上まで登ると滝の頭が見える。上はDaly氷河、その奧はWaputik氷原と続く

 タカカウ滝は落差約200m、氷河から流れる滝です。帰途に駐車場から歩いて数分のところ、滝のしぶきがかかる ところまで行きました。
 谷を隔てて反対側のアイスライン登山道を登ります。ジグザグの樹林帯を抜けると低い潅木と草、 そしてガレ場になります。ガレ場の左側は氷河で幾筋もの小さな流れがガレを抜けて樹林帯に落ちています。
 このガレ場で昼食休憩。ここで多くのハイカーも休憩しています。家族連れが多いのに気づきます。写真右手の方に 登山道は続き、先へ行くグループも稀に見られますが、我々はここから引き返します。標高は2000mを超えています から風は冷たいです。そのうちに雹が降ってきました。慌てて雨具を着け早々に下りました。
 これで3日間のカナデァンロッキーの山歩きは終わりました。3日間で小雨(と雹)に少し降られましたが 歩くのには支障ありません。アルプスは岩のみちですがロッキーは土の道で日本の山を歩いている感じです。  実に良い山行でした。
手前のガレ場で昼食、岩の手前に小さな氷原があるが地図で見るとこの奧にエメラルド氷河ある

 その1では混載旅行ツアーの話を、その2では日本人ガイドとガイド会社の話をしました。ここでは国立公園の話などのミニ情報です。
 国立公園内をには多くの野生動物が生息していますが、この保護のため国立公園を通る国道1号線では両脇に 金網を延々と張っています。国道で仕切られた両側の動物の往来のため、動物が渡る橋が2ケ所見られました。 同行者によると、ほかにトンネルが22本あるそうです。私達が車で運ばれた往復6回で金網の傍でヘラジカを1回、 コヨーテを1回見ました。
氷河の端からは融水が流れている
登山道から振り返って
 中央分離帯がない道路で2車線の1号線では年に数回痛ましい事故が起きているそうです。 国道から森林側に樹木が伐採されていつ場所が所々あります。国立公園と運輸省が長年の協議の結果、 道路が拡幅され、両側2車線に拡幅されるそうです。車輌は昼でもライトを点けていますが保険会社の調査結果、 ライトを点けた方が統計的に事故が少ないという結果、点灯が義務づけられたそうです。
 話は代わりますが、米国入国の時の安全検査が厳しいことは知識として前から知っていましたが、実際に自分達 が検査を受けて実感しました。往路では成田で家内のバッグが開けられて全部調べられました。言葉は非常に 丁重ですが包みは一々開けられます。米国の入国手続きの際、審査官が書類を留めるホチキスが詰まって 動かなくなった時、腰からナイフを出してホチキスをこじって 動くようにしました。腰のナイフは文房具のナイフではなく護身用ですね。ナイフを腰の戻すとき、 ピストルも見えました。ハット気がつきました。笑顔の陰で、厳しい仕事をしているのですね。
 帰路も二人のバッグが輸送の途中で開けられ、中に法に基づいて検査したとの通知書が入っていました。 この通知書には鍵をかけているバックは強制的にあけるので、結果バッグ に損傷を与えたら心より遺憾に思うが補償しない、と書かれていました。  余談をもう一つ、私達はM旅行社に申込みました。米国の入国手続きや通関手続きの書類を見本と一緒に、 また成田までの 交通機関の時刻表、宅急便の割引券など一式送られ、助かりました。ホテルの部屋も同行者の中では いい部屋でここまではたいへん良かったのです。
 欠点は社員の電話説明が見当外れでした。登山靴は不要とのことでハイキングシューズを買ったのですが、どうも 足になじまないので大袈裟になってもよいと思い、いつも履いている軽登山靴を持って行ったのです。 荷物が増えましたがこれが正解でした。一緒に行動したハイカー全員が軽登山靴でした。
 花は7月ですから全くありませんとの話です。ヨーロッパアルプスのことを考えると疑問に思いましたが、結果は 華々しく花は咲いていました。この旅行社は山旅で売っている旅行社だけにがっかりしました。

 では最後にもう一度花々をお目に掛けましょう。
←↑黄色のカタクリ
グレッシャー・リリー、今年は春が遅かったので花が見られた。

フォールス・ハックスベリー、花の形は日本のドウダンツツジと同じ、 この木はよく見かけた

ブラック・ツインベリー 花が二つ一緒になっている

イエローコロンバイン(黄色のオダマキ)で萼がピンクの変種

雌雄異株 ↑雄花
      雌花→

 ネットで見つけた会社のURLです。花の名を調べるのに参考にしました。謝辞とともに紹介します。    http://www.ilovewintergreen.com/index.html
(カナディアン・ロッキー 完)