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南多摩から穴澤天神経由稲田公園まで
 2015.11.27.(掲載:12.4)

ニューストピックスかわさきという川崎市のメールニュースがあります。ここに散歩道の案内がありましたので歩きました。 多摩区と隣接する稲城市のJR南多摩駅から終点は稲田公園です。

 大丸用水
大丸用水(おおまるようすい)は多摩川に架かる南武線鉄橋の上流から取水した灌漑用水。南多摩駅から西に戻った大通りに「分量橋」の標識があり、 ここでは小さな分流がある(写真左)。少し下ったところで大きな分流が見られる(写真中)。この右側が「大堀」と呼ばれるらしい。大堀に沿って下れば 川の両側は桜などが植えられて歩道が整備されている。水面には鴨が泳ぎ、水中には大きな鯉が群れていい雰囲気。
さらに川を下ると右手に大丸地区会館があり、その先で三度目の分水が見られる(写真右)。ここから先は用水と離れて歩く。

 津島神社
地図の但馬稲荷神社を探すが見あたらない。道路沿いに小さな新しい稲荷があり(写真右)、これが但馬稲荷神社らしいが自信ない。すぐに大丸公園に着く、3m程の築山のある公園、ただし公園の標識は見られなかった。 その先に「旧川崎街道」の標識が見られ、興味の赴くまま道を逸れると土木工事の先に鳥居が見える(写真左)。参道は両側の宅地に挟めれ狭く、奥にこじんまりとした社殿がある。

この神社には謎が多い。 鳥居の正面に取り付けられた額を見ると「天王社」、社の正面、鈴の先に掲げられた額には「津島神社、稲荷神社」と二行に書かれてます。 そして社横には「多度神社鳥居再建奉加者方名板」があり多くの方の名が連なってます。 合計四つの名前があります。

社の中を覗くと中に二つの小さな社があり、それぞれ津島神社と稲荷神社かなと想像します。
社横、保存樹の案内板に「元禄十四年辛巳年九月牛頭天王社(現津島神社)この地に遷宮の時・・・」とあります。 またネットで調べると、「津島神社は欽明天皇元年(540年)に壱岐対馬より、御祭神建速須佐之男命が御来臨されたのが起源とされ、の後神仏習合による天王信仰が広まり江戸時代まで「津島牛頭天王社」と呼ばれ、 明治の神仏分離後は「津島神社」と改称された」とあります。これで天王社=津島神社となりました。
残るは多度神社ですが、地図には直線距離で約350m北西に「多度神社」があり、なぜここに寄付名簿があるのか分かりません。 なお、多度神社をネットで調べると、「三重県多度町(現・桑名市)に鎮座。天津彦根神をまつる。雄略朝の鎮祭と伝える。祭神は水神・農耕神としての信仰が厚い」、とあります。 後で出てくる青渭神社も水神で多摩川の氾濫に苦しんだ往事の人たちの願いが偲ばれます。


 青渭神社
(あおい じんじゃ) 稲城長沼駅手前で南武線を潜って東長沼の交差点で川崎街道を越えると青渭通りになります。入り口のアーチにペアリーロードと書かれ、キリンの象があります。 名前は稲城のシンボルの果物「梨」の英語Pear(ペア)にちなんでいるとか。キリンは? 

この道の左側に細長い境内を持った青渭神社があります。 延喜式神名帳に「武蔵國多磨郡 青渭神社」として記載されてますが、調布市深大寺・青梅市沢井にも同名の神社があり、何れが本家は分からないが何れにしても由緒ある神社でしょう。 境内に獅子舞の説明があり、後で出てくる穴澤天神社、薬師堂にも同系統の獅子舞が案内されています(舞手の名が違うが)。

 三沢川
青渭通りから都道19号(南多摩尾根幹線道路)を超えると三沢川の水車橋に着きます。橋の上は少し急流で昔は水車があったのかも知れません。
三沢川を下りますが両側は桜並木の歩道です。
三沢川は多摩丘陵内を流れて多摩川に注ぐ川です。三沢川流域の多摩ニュータウン開発に際して最も問題となったのは、街に降った雨水の処理方法で、従来の三沢川では処理しきれない。 そのため、現在の稲城中央公園の下からトンネルを掘って川崎市内をバイパスさせて直接水を多摩川に落とす「三沢川分水路」が造られ、向陽台、長峰、若葉台といった 稲城市内の多摩ニュータウン開発が可能となったそうです。色々勉強させられます。

 穴澤天神社
   穴澤天神社   薬師堂   長松寺
矢野口橋近くのハンバーガー店で軽く昼食後京王よみうりらんど駅を目指します。駅手前で左折して線路沿いの道から高架を潜って穴澤天神への登り道となります。
穴澤天神境内から小沢城址、寿福寺、農業技術支援センター、薬師堂、長松寺までは何度も歩いている散歩道です。穴澤天神社と薬師堂には四人で踊る獅子舞の案内があります。

 稲田公園と四号鑿井
長松寺から稲田駅入口で三沢川を渡り駅前の繁華街を抜けて多摩川近くの稲田公園に行きます。広い公園でその一郭に地下水をくみ上げる井戸があります。 川崎市民の上水用井戸です。

ここでコースは終わりますが、私は稲田駅前入口まで戻り、府中街道を下がって自宅まで歩きました。コースは約8.5km、2時間20分程度とありますが、私は約倍の6時間弱でした。 途中で昼食休憩や寄り道、そして道に迷い、そして穴澤天神から小沢城址までは藪こぎ までありまして変化に富む散歩でした。
帰宅後は津島神社の名の云われ、三 社の獅子舞、都市開発に伴う河川工事、灌漑用水の変遷などネットで結構面白く学びました。
(終わり)