紅葉の陸奥を尋ねて

 2007.10. 8.- 9.

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雨の岩木山、強風の八甲田山

下毛無岱の草紅葉 中央下から左上にかけて木道

 5年前にK社のツアーで岩木山、白神山地、八甲田山に行きました。八甲田山では風雨が強く帽子が 飛ばされたりして難渋しましたが最後に見た上・下の毛無岱(けなしたい)の草紅葉の美しさが印象に残って います。その時は雨で視界が悪く近景しか見られなかったのです。晴れた日に是非見たいと 思っていました。
 今回はM−社のツアーで5年前からの宿願を果たそうとしたのです。

 初日は岩木山神社から岩木山です。岩木山神社には手水の柄杓の柄が長かったり、本殿前の 狛犬が遊んでいる子供の狛犬だったりして少し変わったところがあります。

 岩木山には八合目まで道路が通じております。更にリフト上がれるのですが、この日は 風が強く運転中止でした。それで駐車場から歩いて登ります。紅葉した小潅木帯から上は岩肌の登り道でした。 山頂も雨で視界は全く悪く何も見えません。同じ道を戻ります。
岩木山神社本殿前、子供の狛犬山頂目指し岩肌の斜面を登る 一等三角点奧の院の標識

 岩木山から酸ヶ湯に行く途中で城ケ倉谿谷の橋を渡ります。橋の高さ122mで少し前までは日本一とか。 バスから降りて橋を歩いて渡りましたが寒さに震えました。


城ケ倉谿谷

朝の酸ヶ湯温泉、後ろの三角の山が八甲田山

 酸ヶ湯温泉は木造の建物で増築を重ねて大きな宿になっています。湯治客用の炊事場も整備され 全体に清潔です。千人風呂は女性だけの 時間が設けられているのが5年前と変わったところでしょうか。それと食事がよくなりました。 前回は気がつかなかったのですが棟方志功の書が幾つか掲げられています。

 翌朝ロープウエーの山麓駅までバスで行き、始発前の臨時便で山頂駅へ。駅舎から出ると風が強く 寒いのです。田茂萢(タモヤチ)岳山頂を左に巻いて赤倉岳を目指します。最初は樹林帯の整備された 道で右手に毛無岱の平原が見えます。

 登ったところが赤倉岳の標識があり、続いて祠のある場所にまた赤倉岳の標識がありました。

赤倉岳

祠のあるもう一つの赤倉岳

井戸岳、左先が噴火口跡

八甲田の最高峰、大岳山頂

 赤倉岳から井戸岳へも尾根道は強い風でした。時々屈んで風をやり過ごしてから、それも 中腰で進みます。更に赤倉岳からの下りの尾根道は猛烈な風で、ジグザグに組んだ低い柵を頼りに歩きますが 帽子が飛んだり、風を受けて尻餅をついたり、しかも風で体温が奪われます。下の大岳避難小屋に着いたときは ほっとしました。井戸岳からの標準時間は10分、実際には20分くらいの時間でしたが倍以上に感じました。
大岳から見た井戸岳からの下り尾根、ジグザグに柵を組んである。中央に避難小屋、 手前は大岳からの下り道でこちらもジグザグに柵を組んである     大岳避難小屋から上毛無岱への木道
 避難小屋は大勢の人たちでした。小休止後大岳に向かいます。樹林帯を抜けると風が当たりますが 風向きの加減か井戸岳尾根の下りよりは楽でした。山頂は視界が開けており津軽湾もぼんやり見えましたが 強い風が吹き抜けていますので早々に下ります。 避難小屋は満員ではいれませんので小屋の風下で昼食です。

 昼食後間をおかず上毛無岱(かみけなしたい)に向け出発です。ここからは木道などの整備された下り道で風も段々弱まり ます。上毛無岱、下毛無岱は100m以上ありますが一面の草紅葉で所々に低い常緑樹や紅葉した小潅木があり 変化に富んだ景観です。尾瀬とはまた違ったよさがあります。幸運にも紅葉に丁度よい時期でした。

上毛無岱から見た山麓

上毛無岱からの八甲田大岳

下毛無岱

 下毛無岱を過ぎると樹林帯の下りで酸ヶ湯温泉に戻ります。入浴後バスで途中寄り道をしながら空港へ。 ここから無事帰宅しました。
 (終わり)