尾 瀬 ・ 燧 ケ 岳

   

 2004. 7.14-15.

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キスゲはがっかり、でも燧岳北方の湿原は素晴らしい


尾瀬のビジターセンターで聞いた話によると、ラジオ歌謡"夏の想い出"が流行る前はニッコウキスゲで有名だったそうです。 それで花期を見計らって大江湿原のニッコウキスゲを見に行きました。花期にはちょうどよかったのですが今年は6月に霜害 で例年の2割とか3割とかで少ないのです。

大江湿原のニッコウキスゲ

がっかりしました。
長蔵小屋に泊まった翌日は、写真を撮りながら尾瀬ヶ原を抜け鳩待峠に向かう予定でしたが、キスゲが駄目ですから急遽 予定を変更して燧ケ岳に登ることにしました。

翌早朝4:35に小屋を出発、天候は曇り。大江湿原を横切って長英新道に入ります。ウグイスやその他の鳥に迎えられ 深い森の中は気持ちのよいものです。しかし数日来の雨で泥濘が続き、時には流れの中で道を選りながらの歩きにくい道です。 1時間半後に朝食の弁当を食べ、3時間20分で尾根に出てます。だんだんと晴れてきます。歩いているのは私達夫婦だけ。 静かな山行です。
歩行開始後4時間で俎ー山頂。青空が広がります。ここで初めて人に会いました。双耳峰の柴安ーを往復します。 鞍部でコバイケイソウやフデリンドウの群生が見られました。

熊沢田代のワタスゲ


柴安ーでは前に気づかなかった「燧ケ岳山頂」と書かれた黒御影石標がありました。地図で見ると確かにこちらが10m高いのですね。 青空が急に狭くなり黒雲が広がってきます。急遽俎ーに戻り休む間もなく尾瀬御池(ミイケ)に下ります。

広沢田代の地塘、薄赤いのはモウセンゴケの群生

山頂から岩場を過ぎると色々な花が見られるようになりました。燧ケ岳は花が少ないと思い込んでいましたので驚いたり 喜んだりです。写真を下に示します。急坂と泥濘の道、そしてガレ場、雪渓を一心不乱に下りました。すると、急に視界が 開けワタスゲが一面に広がる熊沢田代になりました。緩やかな木道が下ったところに池が二つあり、間を通る道がまた 緩やかに登って丘に隠れます。
道の両側は草原が広がり緩やかにうねって視界から消えます。
歩きにくい道に苦しんできましたので楽園に着いたような気がします。二つの池の側にはベンチがありここで昼食です。 空は曇っていますが眺めのよい場所なのでゆっくりしました。
熊沢田代から低い丘を越えて再び沢の流れと泥濘の急坂を下ります。ここから雨が降り出しました。二つ目の湿原の広沢田代 は地塘が美しいのですが雨に追い立てられ急ぎました。更に下ります。途中で雨具を着け泥濘と小さな沢を 四つほど横切って御池の駐車場に着きました。
何度も泥濘と書きましたがそれだけ悩まされたのです。 ここからバスで会津高原駅に出て帰りました。花の写真を示します。

モミジカラマツ
沼山峠に多かった

カラマツソウ
燧ケ岳の下り

マルバダケブキ

シャクナゲ

キヌガサソウ
燧ケ岳山頂直下

チングルマの実
熊沢田代で

ウラジロコヨウラク?

キンコウカ

ミツガシワ
大江湿原

コバイケイソウ
両ーの鞍部で

サンカヨウ
燧ケ岳山頂直下

トキソウ
大江湿原

サワラン 別名:アサヒラン
広沢田代

(終わり)