尾瀬(群馬県・福島県)

 2003.5.29-30.

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静かな尾瀬、水芭蕉が咲いている


 5月29(木)-30(金)と尾瀬に行きました。JR沼田駅からバスで大清水に、三平峠、大江湿原、白砂峠、尾瀬ヶ原、山ノ鼻、鳩待峠、ここからバスで沼田に戻るコースです。私と家内が最初に尾瀬を訪れたのが大清水からでした。その後は沼山峠や鳩待峠から入るので大清水は気になりながらご無沙汰でした。沼田からのバスはほぼ座席が埋まるほどですが戸倉で大部分の乗客は降りて鳩待峠行きバスに乗りました。
 今回の大清水は19年ぶりです。道や建物などの施設も変わっていますので新しいコースを歩くのと同じでした。

 林道入口にはゲートが設けられ管理人がいました。天候は晴れ。砂利道の林道を1時間ほど歩きます。道の両側は新緑です。樹間から見える山肌は濃淡様々な色模様です。
 三平橋を渡ると林道から山道に入ります。新緑と渓流に迎えられます。山道はよく整備されており、木道や木の階段が断続的に続きます。
 緑の中に時々鮮やかな赤いツツジ(ミヤマツツジ?)が見られ山道に変化をつけていました。
 登るに連れて残雪が少しずつ多くなり、ついには木道を覆うようになります。左写真の雪道は木道の上の雪道です。  三平峠も雪の中でした。峠からの下りも雪道と木道が混ざっています。
 前方に木々の間から鮮やかな紺色の沼が見えますと直ぐに三平下です。沼の側で休憩。

 ここから長蔵小屋まで沼が見え隠れする林の中の道です。水の流れる湿地には水芭蕉が丁度咲いていました。小屋に予約した時は尾瀬沼ではまだ咲いていないと聞いていましたので予想外に水芭蕉が咲いていたので大喜びです。

 長蔵小屋は古い木造の建物ですが、拭き掃除の行き届いた清潔な小屋でしかもトイレがウォッシュレットなので好んで泊まります。今日は客がすくなく私達2人で1部屋。明日から団体客で多くなるとのことでした。
 長蔵小屋の向かいに環境庁のビジターセンターがあり、夕方の自然観察、夜のスライド映写があり幾つかのことを教えられました。その一つが左写真のようにこの時期の湿原に見られる赤渋(アカシボ)で尾瀬の不思議と言われてますがプランクトンの発生によるらしいとのことです。その他に

  • 水芭蕉は有毒ですが熊は平気
  • バイケイソウの新芽を山菜と間違えて食べる人がいるが有毒で中毒を起こす(丹沢にバイケイソウが多いが鹿が食べないから?)
  • 尾瀬の木道は最初は人間を泥濘から守る目的だったが、今は人間から湿原を守る
  • 尾瀬の人気は水芭蕉であるが、これは歌「夏の想い出」が広く歌われるようになってから、その歌も発表2,3年後に人気がでて尾瀬を訪れる人がおおくなった。それまではニッコウキスゲが有名だった
 ビジターセンターには若い所長以下7名が5月17日に入所し11月まで常駐するそうです。

 私達は早く小屋についたのでゆっくりと少しずつ暮れゆく尾瀬沼を見ながらゆっくりとビールを飲んでいました。将に至福の時でした。
 左写真が夕日を浴びた水芭蕉です。

 翌日も晴れ。右は朝日が射した燧岳です。
 小屋を出て沼尻までは次々に湿原が現れ大好きな道です。朝の冷気と日射しが気持ちよく快適です。ハイカーが殆ど見えず、静かな、そして明るい道でした。水芭蕉は水辺也流れに沿って次々に見ることができました。

 白砂乗越は残雪です。道の凹凸が覆われ歩きやすくなっています。峠からは行き違うハーカーが増えてきました。峠からの下りで沢山の花を見つけました。まとめて末尾に写真を掲載します。

 見晴十字路の休憩所で花畑日尚さんの写真が飾ってあります。この写真を撮影された花畑日尚さんとそのあとでお会いするのですから面白いですね。この先で山岳写真家の花畑日尚さんご夫妻と木道上でばったりと会いました。一度お世話になったことがあり挨拶後尾瀬沼の水芭蕉の様子などを聞かれました。

 いよいよ尾瀬ヶ原です。暫く行くとリュウキンカ(立金花)の大群落が見えました。これ程の群落も珍しいのではないかと思います。
   竜宮小屋は大勢のハイカーです。集合場所にもなっているようでツアーのコンダクターが声を上げて集合をかけていました。小屋の中も買い物客で満員です。ここからは幾つもの日帰りツアーの団体で平日ですが大勢の人です。彼らは山の作法に慣れていないので歩きにくいですね。
 地塘と緩やかな流れ、そして草原の先に優しい姿の至仏山が見えます。残雪のある期間は高山植物保護のため登頂禁止です。
 山ノ鼻は溢れかえらんばかりの人でした。殆どは日帰りツアーの客です。更に後ろから大きな団体が来るのが見えますので、アイスクリームを食べながら早々に出発です。鳩待峠は観光バスで一杯でした。バスで戸倉へ、更に沼田へ出て無事帰りました。花の写真を掲載します。

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